
堺スイミー総合クリニック
設計者情報
大阪の堺市に開業した「堺スイミー総合クリニック」である。 内科、外科、美容医療といった複数の診療科目があり、ビル内の限られた区画に多数の医療諸室を機能的に計画している。地域の利用者が落ち着ける居場所であること、清潔感と心穏やかな空間を両立することをコンセプトに設計を行なった。 クリニック名は絵本の『スイミー』(レオ・レオニ作)に由来する。そこで、スイミーの物語をヒントに設計することを考えた。スイミーは1匹の小さな魚の物語であるが、スイミーだけが他と異なる個性を持っている。クリニックの空間にも、たくさんある部屋の中にひとつだけ雰囲気の異なる部屋をつくった。その部屋は凹凸した暖かいベージュ色で、白い医療空間とコントラストを生みながら安らぎや落ち着きをつくりだす。凸凹は本を置いたり、待合ベンチになったり、診察室への出入口になっていたりと、利用シーンに合わせて様々な使い方ができる。診察室や施術室は白を基調とし、最新の医療設備に対応している。清潔感と落ち着ける空間の両立。心穏やかでやさしさに溢れるクリニックができあがった。
基本データ
- 所在地
- 大阪府
設計者情報
この建築家が建てた家
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nuka(店舗)

西原村災害公営住宅河原地区

IDENTITY
ソファーいらずのダイニングセット 日本の住まいは、どうしても欧米に比べ小さく、その限られたスペースでいかに豊かに暮らすかが課題となります。考えた末に、日本の昔ながらのちゃぶ台を囲んだ一家団欒の風景が思い浮かびました。ちゃぶ台は、時として食卓になり、団欒のテーブルとなり、勉強机にもなり、家族の多様な生活を優しく受け止めます。このような効果的に豊かに暮らす工夫を、現代の生活と融合させて新たな生活スタイルとして蘇らせました。コンセプトは、ダイニングとリビングが融合したソファーいらずのリラックス空間。最大の特徴は、長時間ゆったりとくつろぐことができる本格アームチェアでありながら、テーブルの下にスッキリと納まるデザインです。座面は心地よい弾力が体を支える通気性の良いラタン。テーブルは木目の美しいチークです。

エフピコ総合研究所_エントランスデザイン
” エフピコ総合研究所 ” エントランスデザイン スーパーやコンビニなどでよく目にする、生鮮食品やお弁当等の入った「食品トレー容器」。 この「食品トレー容器」のトップメーカーである株式会社エフピコ。 株式会社エフピコの開発研究・研修用の施設である「エフピコ総合研究所」の エントランス空間のインテリアデザイン。 前職の株式会社イトーキに在職していた頃に、福山本社新築の際に、 受付エントランス空間をデザインさせていただいたご縁で、福山本社向かいに、 研究開発棟として「エフピコ総合研究所」を新築されるということで、 今回もエントランス空間のデザインコンペにお声掛けいただき弊所案を御採用いただきました。 エフピコロゴマークの縦、横に3本のラインの束(お客様・ユーザー・エフピコを示す)が 重なりあう様子をデザインモチーフに、「木」と「光」の壁面構成で、株式会社エフピコの 「結束力」や「発展性」を表現しています。 ※「エフピコ総合研究所」は、2015年度 日経ニューオフィス賞の中国ブロックニューオフィス 推進賞&中国経済産業局長賞を受賞しました。 http://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2015/fpco.html

サカイデザインネットワークの写真集1

TAKENISHI TERRACE
これは、商店街に面する老朽化した貸ビル解体後の、土地利用の更新のあり方に向き合ったプロジェクトです。 敷地は大分市中心部、地元で最も古い商店街の西端。かつての賑わいは影を潜め、アーケードは通り道と化していました。この街で不動産賃貸業を営むクライアントから、解体後駐車場にする予定の敷地の一角に、小さなテナントスペースと人々が憩える公園のような居場所を作り、もう一度この界隈に賑わいを取り戻したいと依頼を受けました。 日常の延長線上にあるもの、何気ない日々の生活に彩りを添えてくれる、そのようなテナントのイメージがありました。 また、アーケードを挟んだ正面には、同クライアントが所有する複合施設wazawazaビル(※1)があり、二つの施設が連動しながら一緒に街を盛り上げていくことも要望の一つでした。 人を惹きつける空間には、作り手側と共通の認識で場を盛り上げていってくれる入居者の存在が必要不可欠だと捉え、先に入居者を決めてプロジェクトを進めるコーポラティブな場の作り方がここでは相応しいと考えました。 また、建築は小さいながらも、複数の店舗と内外に様々な居場所を作ることで、賑わいや多様な体験ができるようにしました。 そうして決まった3つの店舗は行き止まりとせず、回遊性を持たせ、いずれかの店舗を訪れた人が他店にも立ち寄る動きを促すよう丁寧に建具の位置を検討。 解体時に掘削した地盤面は埋戻さず、その形状を生かし囲まれた落ち着きのある共有スペースに。 ふらっと立ち寄れる店先空間や、季節の移ろいを感じるテラス席は、誰もが気軽に訪れる公共空間としての質を高めています。 商店街への雨の降り込みを最小限に抑えながらアーケードと建物の縁を切ることで光や風を商店街へ届ける。建物を介して表と裏がつながる。それら少しの違和感が通りゆく人々を惹きつけ、ふと立ち止まるきっかけとなっています。 wazawazaビルの増改築の過程で生まれた路地を建物内に引き込み、2棟を貫く路地もこのエリアの魅力を引き出す一端を担っています。 竣工して数ヶ月が経ち、明らかに人の流れやこの界隈を訪れる人の量が変わったと感じます。 この場所が人の流れを活性化し、現在の不安な日々の希望となるよう、設計の枠を超え積極的にこの場に関わっていこうと思っています。 ※1 wazawazaビル(WZ bldg.):塩塚隆生アトリエ 塩塚隆生氏設計により2009年完成

緑が丘自治会館
隣は郵便局、南側は近くの図書館や学校につながる車や人通りの多い道路に面している。 築80年の木造2階建て自治会館の建替えである。建主は地域への貢献の意味を込めてこれまで自治会に無償で建物を提供してこられた。 今回の建替えにあたっては2・3階を単身者向け共同住宅とし、その賃貸料で建築費を賄うという計画になっている。これまで建っていた80年という年月以上に永く使われることを目指し、建物の耐久性をあげる努力と共に、将来の間取り変更や用途変更にフレキシブルに対応出来るよう、建物は4本の鉄骨柱と梁のみで構成している。 高齢の方の利用が多い自治会館部分は、居心地良く過ごせるよう小さな庭に面したベンチコーナーを設えた。共同住宅のバルコニーにはスチール製のガラリ戸を設け、プライベート性の高い半屋外をつくり、建て込んだ住宅街にあるワンルームマンションでありながら暮らしの質を高めている。 建物正面には地域の方から寄贈されたヤマボウシが植えられた。この建物が愛着を持って末永く活用される場になることを期待している。

森美術館
デザイナーのアトリエ兼プライベート美術館。山を背にして前方に川が流れ、周囲には田畑と農家が点在する素朴で生活感のある風景の中にこの建築はある。 「世界でもっとも美しい家」をつくって欲しいという依頼の言葉。アーチストの創作と思索の場をつくるために、風船を最大限膨らませたような、できるだけ大きな空間を用意した。 空間の大きさ、形、そこに注ぐ光、素材。そうした基本的な部分を慎重に計画し、すぐ近くに住む大工と左官が、地域で入手しやすい材料を使って作った建築。伝統的な工法を使ってはいるが、しかしこの建築は決して過去に戻ろうとしているのではない。 (撮影:中里 和人)





