
IDENTITY
設計者情報
ソファーいらずのダイニングセット 日本の住まいは、どうしても欧米に比べ小さく、その限られたスペースでいかに豊かに暮らすかが課題となります。考えた末に、日本の昔ながらのちゃぶ台を囲んだ一家団欒の風景が思い浮かびました。ちゃぶ台は、時として食卓になり、団欒のテーブルとなり、勉強机にもなり、家族の多様な生活を優しく受け止めます。このような効果的に豊かに暮らす工夫を、現代の生活と融合させて新たな生活スタイルとして蘇らせました。コンセプトは、ダイニングとリビングが融合したソファーいらずのリラックス空間。最大の特徴は、長時間ゆったりとくつろぐことができる本格アームチェアでありながら、テーブルの下にスッキリと納まるデザインです。座面は心地よい弾力が体を支える通気性の良いラタン。テーブルは木目の美しいチークです。
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この建築家が建てた家
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townhouseMCO

【賃貸別荘】moe-liko・moe-lino
東京オリンピックのサーフィン競技開催地で、少しテイストの違う2棟が並んだ賃貸別荘物件です。道路1本隔てた向こう側は海というロケーションで、サーファーに使ってもらうための別荘というコンセプトでしたので、外から帰って来て足を洗ってそのまま土間スペースを通って浴室へ繋がる動線としました。2階にLDKとロフトを設けて国産杉材の梁の見える勾配天井とし、ゆったり寛げる空間づくりを心掛けました。賃貸物件ではありますが、オーナーの理解もあり、素肌に触れる機会の多い床は柔らかい国産の杉無垢板を使用し、普段の生活と離れた別荘での時間を心地よく過ごしてもらえる空間になったと思います。

蒲郡の店舗併用住宅

ひふみsteps
多様なライフスタイルが響きあうシェアハウス 京都・西院にて50年前に下宿付き住居として建てられ、10年前にシェアハウスとして運営され始めました。この度、大規模な改装を行い、新たな一歩を踏み出しました。今回の計画では、可能な限り間仕切りを取り払い、本体周りの増築部分を撤去することで民家のように部屋同士、内部と外部が連続的に緩やかにつながる空間を作りました。これは多様な活動があふれる広場のようなオープンエンドの場所です。住人の多様な活動を受け止め、程よい距離感を保ちながら暮らすことのできるよう、一体の空間でありつつ、それぞれの空間に特色をつくり出しています。そのため、目線の高さ、視線の抜け、雁行型のプラン、家具のしつらえ、回遊性等を工夫しました。 撮影:改修後 母倉知樹、緋田昌重 改修前 三木由也

朝日スポーツクラブ 貝塚スイミング
健やかで、安全に。 自然光のもとで、皆に見守られながら、泳ぐことができるプールを考えました。居合わせた皆で子供たちを見守ることができるように、エントランス、ギャラリー、プールを一続きの一体空間とし、柱のない見通しのよい空間としています。プール内のお子さんは、皆に見守られていることを感じ、安心して学ぶことができます。さらに、北面全面から安定した自然光を、南面からも柔らかい外光を取り入れることで、一体空間が自然光で満たされる清々しい空間となっています。外観は、ヨットの帆のように突き出た2本のマスト柱が建物のシンボルとなり、子供たちに親しみを感じてもらえるよう工夫しています。 撮影:母倉知樹、緋田昌重

美容室 “go s go .b”
橋は、どこかとどこかを繋いでいく役割があり、それは人やモノや、希望、夢など、目に見えるものや見えないものにも繋がります。 「より美しく」 「より自分らしく」 「次の人生のステージに合わせて」新しい自分になることを期待して訪れる美容院。「go s go.b」では、そんな「新しい自分」への架け橋となり、未来への期待を実現する場を「鏡」を使用して表現しました。 天井ルーバーの大きなb(橋)がお出迎えし、橋と共に、今の自分自身が正面の鏡に映し出され、未来の自分へ、いざなわれていきます。鏡のあっちの世界に橋のたもとは降り立っていて、自分もそこを目指していくのです。壁の一番高い部分に、室内ぐるりと張り巡らされた鏡は、世界に広がりをもたらせてくれると同時に、常に自分が変貌を遂げた先の世界を想像させてくれます。小さなb(橋)である足元の家具も柔らかな曲線が多用され、連続感や、一体感、柔らかさを感じさせてくれます。この小さなbたちも、空間内から表の通りへの架け橋となる役割を持っています。また、すべてのセット台は可動式で天井から電源を確保することにより、季節やお客様の状況などに合わせて軽やかに位置変更をすることができます。

北栄キリスト教会
札幌の北区、新琴似に1981年に建てられた木造会堂の老朽化に伴う建て替えです。 旧会堂は北海道で活躍された田上義也氏による基本計画に従い建設され、外観および内部空間は独特の雰囲気のあるものでした。 新会堂の設計では旧会堂のエッセンスを持ちながら以下の点に配慮しました。 ・降り注ぐ光にあふれる礼拝堂、自然光の豊かで力強い光をやわらかく取り込む。 ・音響にこだわった計画にする。 ・旧会堂の面影を残しつつ、耐久性、耐震性の高い建築とする。 ・フレキシブルに利用できる内部空間とする。 のびやかに弧を描く大きな庇は、全ての人々を守るという「幕屋」をイメージしています。 各諸室の基本レイアウトは旧会堂を基本にしており、礼拝堂も旧会堂同様、2層吹き抜けとすることで空間的にも音質時にも豊かな祈りの空間としました。 礼拝堂上部に設けたハイサイドライトからは柔らかい光が隅々まで差し込み、要所に設けられたスリット窓からはそれぞれの空間を浮かび上がらせるための効果的な自然光が差し込むようにしました。 基礎部分は軟弱地盤における耐震性と断熱性を考慮し、地盤免振工法(コロンブス工法)を採用しています。

WiL Woman’s inspiration Library
福女が集う大きなテーブル 福井県は女性の社会進出が全国的にも高く、「働く女性」を応援することをコンセプトとした施設です。働く女性が生活やライフステージで体験する出来事をカテゴライズした書籍に囲まれ、ユニークな形状の穴が穿たれた一枚の大きなテーブルでは、みなさんにお気に入りの場所を見つけていただくことができます。ゆったりとくつろいだり、友達と談笑を楽しんだり、一人で読書にふけったり、興味のあるセミナを受けたり、ワークショップに参加したりと、思い思いにご使用いただけます。同時に、一つの大きなテーブルに集うことで、孤立するのではなく、どことなく一体感が生まれるように計画しています。

THE WOOD
本計画は、RC造4階建て事務所ビルの建て替え計画です。 主構造を木造とし、新築建物重量を既存建物重量以下になるように設計することで、既存の場所打ちコンクリート杭を利用出来るのではないかと考えました。 新築建物は、主構造(3〜6階)を木造軸組構法、地下1階をRC造、ロングスパンの求められる地上1~2階事務所を鉄骨造とし、軽量な外装材の選定、階高を抑えた断面計画などにより、建物を軽量化しています。 これにより、新築建物は既存(496㎡)に対して、約1.4倍(705㎡)の床面積を確保していますが、建物重量は42t削減することが出来ました。 既存建物の解体後、既存杭の調査を行い、全9本の健全性が確認出来たため、予定通り既存杭の上に新築建物を建設しています。 都市における木造の積極的な採用、建物軽量化による既存杭の利用といった取り組みが、同規模ビルの建て替えにおけるモデルケースとなってゆくことを期待しています。



