
エフピコ総合研究所_エントランスデザイン
設計者情報
” エフピコ総合研究所 ” エントランスデザイン スーパーやコンビニなどでよく目にする、生鮮食品やお弁当等の入った「食品トレー容器」。 この「食品トレー容器」のトップメーカーである株式会社エフピコ。 株式会社エフピコの開発研究・研修用の施設である「エフピコ総合研究所」の エントランス空間のインテリアデザイン。 前職の株式会社イトーキに在職していた頃に、福山本社新築の際に、 受付エントランス空間をデザインさせていただいたご縁で、福山本社向かいに、 研究開発棟として「エフピコ総合研究所」を新築されるということで、 今回もエントランス空間のデザインコンペにお声掛けいただき弊所案を御採用いただきました。 エフピコロゴマークの縦、横に3本のラインの束(お客様・ユーザー・エフピコを示す)が 重なりあう様子をデザインモチーフに、「木」と「光」の壁面構成で、株式会社エフピコの 「結束力」や「発展性」を表現しています。 ※「エフピコ総合研究所」は、2015年度 日経ニューオフィス賞の中国ブロックニューオフィス 推進賞&中国経済産業局長賞を受賞しました。 http://www.nopa.or.jp/prize/contents/prize/2015/fpco.html
基本データ
- 作品名
- エフピコ総合研究所_エントランスデザイン
- 施主
- 株式会社エフピコ
- 所在地
- 広島県福山市
- 延床面積
- 対象床面積 約150㎡
撮影:中村 啓太郎
設計者情報
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株式会社アサヒ 新倉庫・作業場
様々な「機械の刃」を研磨するための作業場と倉庫機能を持つ建物です。 「機械の刃」と言っても金属加工、木材加工、そしてスケートリンクの表面を平滑にする製氷車の刃もその一つです。 話題になった「そだねージャパン」の常呂にあるカーリング場の製氷車もそうですし、道内のフィギュアスケートやアイスホッケー場の製氷車の刃も殆どがこの作業場で研磨、再調整が行われているのです。 そんなミリ単位の仕事を支える快適な環境を作ることをテーマに、自然光を考えた窓形状、照明計画と使いやすい動線計画をオーナーと一緒に考えました。 建築の断熱・気密を初めとして、換気、暖房そして大型集塵施設の導入に至るまで一貫して良好な労働環境を目指しています。 作業場の内部は倉庫内と休憩室から見えるようにして、作業状況が一目でわかるように「見える化」をしており、来館者にも見学しやすい構成にしています。 構造は在来鉄骨ではなく、「ビルドエッチ」という鋼板を成型して柱・梁を作る「横河システム建築」を採用しました。 この工法は形容すると「グライダー」の設計の様に思っています。 必要な構造耐力に対し、過度な安全率を当てはめるのではなく、必要な平板鋼材を無駄無くカットし溶接して作り上げる柱・梁は、独自の構造ルールはありますが、在来工法よりも鋼材トン数が減少でき、その姿は機能美を感じさせます。 冬期間の施工でしたが現場溶接などが少ないために、建て方は非常にスムーズで全体工期の遅延はありませんでした。 基礎工事ですが、支持層まで4mといった微妙な地盤でしたが、作業機械の積載荷重が非常に大きくかつ繊細なので、不動沈下のリスクを考え、杭と表層改良工法を併用することで、それぞれの持ち味を生かしつつ強度とコストのバランスをとることができました。 施主はオスモ塗料代理店であり、木材加工品も扱っていることから、外観においては企業イメージを考え、軒天や入口外壁に道南杉板張りを採用し、とかく固くなりがちな倉庫・作業場の外観に柔らかさを持たせています。 近年は「下町ロケット」「陸王」といった「ものづくり」に焦点を当てたドラマがヒットしていますが、海外製品の流入によって日本の技術力の衰退が深刻な中で、この施設はまさにそんな「ものづくり」の一端を担うための施設であると同時に、これからのものづくりの現場にその在り方を発信していけると期待しています。

朝日スポーツクラブ 貝塚スイミング
健やかで、安全に。 自然光のもとで、皆に見守られながら、泳ぐことができるプールを考えました。居合わせた皆で子供たちを見守ることができるように、エントランス、ギャラリー、プールを一続きの一体空間とし、柱のない見通しのよい空間としています。プール内のお子さんは、皆に見守られていることを感じ、安心して学ぶことができます。さらに、北面全面から安定した自然光を、南面からも柔らかい外光を取り入れることで、一体空間が自然光で満たされる清々しい空間となっています。外観は、ヨットの帆のように突き出た2本のマスト柱が建物のシンボルとなり、子供たちに親しみを感じてもらえるよう工夫しています。 撮影:母倉知樹、緋田昌重

森美術館
デザイナーのアトリエ兼プライベート美術館。山を背にして前方に川が流れ、周囲には田畑と農家が点在する素朴で生活感のある風景の中にこの建築はある。 「世界でもっとも美しい家」をつくって欲しいという依頼の言葉。アーチストの創作と思索の場をつくるために、風船を最大限膨らませたような、できるだけ大きな空間を用意した。 空間の大きさ、形、そこに注ぐ光、素材。そうした基本的な部分を慎重に計画し、すぐ近くに住む大工と左官が、地域で入手しやすい材料を使って作った建築。伝統的な工法を使ってはいるが、しかしこの建築は決して過去に戻ろうとしているのではない。 (撮影:中里 和人)

ryugon
冬の積雪が2mを超える新潟県南魚沼市にある、創業約50年の老舗温泉旅館「龍言」の改修プロジェクトである。過酷な冬と雪を、自然から与えられた恵みとして捉え直して活かし、雪国を象徴する新しいサスティナブルな旅館として再生することを目指した。建物は19世紀に建てられた古民家を移築してつくられていた。豪雪に耐えるための骨太で重厚な佇まいを今に残しており、一部は国の登録有形文化財に指定されている。雪国の建築は雪に対峙するために、極めて機能的で即物的な形状をもつ。龍言ではそれが過度になってしまっており、建物は暗く閉ざされていた。我々が試みたのは、その閉塞的な要素をすべて取り除くことであった。窓もなく閉ざされた長い廊下を外部化して風景や風との接点を増やし、風通しを確保するために一部の棟を解体した。徹底的な引き算のデザインを行い、建築と自然が接続されることで、歴史を引継ぎながらも、雪国の四季の豊かさという全く新しい価値を感じることのできるryugonへと生まれ変わった。

SHOWROOM(OFFICE)

GGインターナショナル保育園不動前
保育と普請 待機児童が年々増加する状況に見られる通り、乳幼児が1日の大部分の時間を過ごす場所として保育園は子供の成長過程に与える影響が大きい。子供の生活空間といっても過言ではなく、そのあり方は現代における住宅のスタイルとの対比で考えなければならない。現代の住宅は、言わずもがな日本の住文化が培ってきた様式や技術を捨ててきている。意匠としての和風というもののみならず、畳の床での床座という生活スタイルからフローリングでの椅子座への変化、大工の棟梁が丁寧につくる木の造作に溢れた空間から新建材に覆われたレディメイドの空間。経済原理と効率性にもとづく時代の変化の流れに抗うことは難しいが、多くの子供達が集まる保育園という場所において、現代の住環境が失ってしまった価値を幼児期の記憶に埋め込めないかと考えた。GG KIDSインターナショナル保育園は、英語で保育を行う保育園であり、その教育方針とも、「国際化の第一歩は自国の文化への理解である」という信条が合致した。 その信条の元、この保育園はテナントの内装だけではあるものの、内装のほとんどを木工事で行い、大工の丁寧な手仕事を活かしきることを意図した。 欄干で仕切られた通路空間、床をもつ和室など、伝統的な住宅の要素を保育スペースにアレンジしながら居場所を作っている。 奥の2層になったスペースは、大人が立てない天井高さの子供に最適化された場所として、人工芝であったり、デンと呼んでいる洞穴のようなスペースなどがあり、子供が空間自体を楽しめるつくりとなっている。デンの天井は三次曲面でできた左官の天井としている。これも職人の技あってのものである。 「普請」いまではあまり使われなくなったこの言葉を、現代に生きる子供たちの空間を作る上で再び考えてみたいと思った。

Plasum Ogikubo

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京都貴船 料理旅館ひろ文
京都貴船にある料理旅館「ひろ文」の改修計画である。 当旅館のある貴船は夏の川床料理で知られる名所で、峡谷に旅館が建ち並ぶエリアである。敷地周辺を歩けば、貴船川から涼しげな川音が聞こえてくる。水の神様を祀る貴船神社もほど近く、古くから山水と親しい地域である。このような豊かな自然を宿泊体験の中に入れることをコンセプトに設計を行なった。 改修計画はもともと食事室であった古家を3つの宿泊室にする計画である。訪れた人々が四季折々の自然を楽しめるように、メインとなる主室および浴室を庭と一体的に計画した。すべての浴室は庭に面して配置し、川音に耳を傾けつつ山の景色を眺めながら入浴できる空間とした。浴槽は山でとれる鞍馬石でつくり、浴槽の脇には貴船川の川石で構成した坪庭を添えている。そして坪庭には山水を引き、吐水口から直接触れることができるように設えた。お湯で火照った身体を山水で冷まして癒されるといった、宿泊体験の中で山の力を感じ取れる場所となっている。 欄間は先代から継承したものを設置して、重ねてきた時間の味わいも取り入れている。貴船の素材で和の情景をつくり、プロポーションと光によって凛とした佇まいをつくる。現代において変わりゆくものは多いが、貴船には変わらない風景がある。故郷に帰ってきたような心温まる建築を目指した。






