
本町の住宅
設計者情報
基本データ
- 作品名
- 本町の住宅
- 所在地
- 広島県福山市
- 敷地面積
- 109.87㎡
- 延床面積
- 196.76㎡
撮影:Toreal 藤井浩司
設計者情報
この建築家が建てた家
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HP屋根の家
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Shakujii F HOUSE
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八雲の家
外周部からの採光や景観を望めない状況で、2階中央部にメザニン状のルーフテラスを設けることで、充分な自然光や空の景色を内部に取り込み、外部からは想像できないような、明るく開放的でダイナミックな空間構成を実現しています。 各スペースは、それぞれデッキスペースを介して外部と繋がり、また、壁や床や天井に穿たれた小窓を介して相互に繋がり、空間の錯綜するネットワークが家族の生活をより豊かなものとしています。

切妻屋根のワンルーム住宅
駅から少し離れた郊外の分譲地に立つ戸建て住宅の計画。大きな敷地を新規に20区画程度に切り分けて分譲されていたうちの1つの区画だ。こうしたよくある大型分譲地の場合、都市計画で定められた最低敷地面積という土地の切り分け最小値が存在する。この最小値は、地域によって異なるが約100㎡(30坪)程度の上物(家)が建つように設定されている場合が多く、本敷地もそうした都市計画の元に最小限に切り分けられた土地に一斉に新しい住宅が約20棟並ぶ計画となっていた。 施主は、夫婦と3人の子供含めた5人。要望は、広々とした空間にしたいこと、眺望を生かしたテラスが欲しい、収納は多いほうがよい、子供たちが勉強できるスペースをリビングにほしいなど様々な要望が混在し多岐にわたっていた。 多岐にわたる要望の中で、私たちが強く感じたのは約30坪の住宅に5人が住むことになる場合、個々の部屋を細切れに作ると、一つ一つの空間は手狭になり生活していく上で息が詰まるのではないかというところ。子供たちは小さかったので、子供部屋は最初から分ける必要はないということもあり、なるべく部屋を切り分けずワンルームに近い形で計画することを考え提案した。 ワンルームといっても、5人という人数が住む場合に、すべてが筒抜けになった大きな空間をつくれば、個々のパーソナルなスペースがなくなるし、しばらくすればその空間自体に飽きてしまうと考え、ワンルームながら空間に居心地の差異や起伏があるような状態を目指して設計していった。 「切妻屋根と回遊空間がつくる起伏あるマルチスペース」 予算も限られていたためなるべくシンプルな形状で、起伏ある空間をつくろうと考えた。ここでいう起伏ある空間とは、ある1点からの見え方がよいものではなく、天井の高低差や、空間の明暗、それらが空間体験として連続している空間。動き回っている中で、様々な体感がある空間の方が長く家にいても飽きの来ないものになると考えた。 様々な角度からのプランを施主と共に話合っていった結果、建築的には、シンプルな切妻屋根形状のヴォリュームの中央に、階段を配置しただけのシンプルなプランとなった。切妻屋根の方向性のある形状と、中央に配置した階段の周囲に各機能が配置された回廊状のプランである。階段の周りは四周が外部なので、東西南北それぞれに窓が配置でき光が室内に抜けるし、外に出れば1Fには庭、2Fにわテラスもある。2Fは屋根の形をそのまま空間にした勾配天井とすることで、方向性のある屋根形状が自然と空間の伸縮を生み出した。 さらに対角に貼ったロフトによって籠り感と、広々とした開放感がシームレスに連続するようにしている。各部屋の仕切りは水回りと、主寝室以外はなく、その寝室もドアを開ければ回遊できるようになっているので、1F~2Fまでほとんど仕切りのないワンルームとなった。家のどこにいてもなんとなく誰がどこにいるのか気配がわかる距離感。天井は5m近いところから、2m程度のところまであり、明るく眺望のよい場所もあれば、窓がない落ち着いた場所もある。 勾配天井は、頂部を金物でジョイントし開き止めを施した無柱空間となっている。屋根は登梁を24mmの厚ベニヤで固めて剛性を保っている。余計な構造をなくすことで、空間の伸縮をよりダイレクトに体感できるようにと考えた結果だ。道路から見るとシンプルな切妻形状をした外観が、同時期に立った分譲住宅に並ぶ。なるべく小さく見えるように軒高も極力抑えた。 都心に近いベッドタウンで戸建て住宅を探している子育て世帯からすると、家族が集まる場所はなるべく広くしたいが、個々のスペースは確保したい。リビングで勉強もしたいしリモートワークもする。収納はたっぷりとりたい。今日での住宅は様々な機能を背負ったマルチな空間であることが求められる。ただ、それぞれを分断してしまうと心地よい空間にはなりずらい。各空間は分断せずにシームレスな空間をつくりながら個別の雰囲気を持たせたい。限られた面積をとにかく有効活用して、ワンルームでありながら様々な様相が連続する、都心ならではの空間づくりを目指した。

平山の家
荒尾市内、路地の袋小路。 敷地は広いが、転回スペースはなく、車で進入するとバックで数十メートルを引き返さなければならない奥まった土地である。 建て主は長男夫婦で、新築を機に両親との同居を考えていた。 建て主からは駐車スペースを広く確保し、転回が出来ること。 両親と同居のため、お互いの生活が程良い距離感で行えること。 自然な素材を使い、居心地の良い空間とすること。 という3つの要望があった。 3世代が共に暮らすリビングは畳敷きとし、客間の和室と続き間でウッドデッキと庭とも繋がる。 食事の際は建て主の弟家族も含めて9人が一斉に集う憩いの場となる。 上下階で世帯を分け、1・2階それぞれの空間を大きなひとつの屋根で覆われたおおらかな佇まい。 内壁外壁共に火山灰白州壁を採用し、真壁づくりで柱・梁には地元八女杉の天然乾燥材を表しとした。 温故知新を体現する、モダンな和のデザインでありながらどこか懐かしさを感じさせる居心地の良い住まいとなった。

skbhc
固有の個性を有する小さな空間が集まり、少しずつずれて連結し積み重なり、結果生まれた「small house town」。 「表」と「裏」のヒエラルキーを無くし、全て「表」としてデザインする事で、敷地内の至る所に固有の豊かさが点在する。 「表」の空間にデザインされた緑は、白を基調とした大小の箱の壁に影を落とし、日本特有の四季の移り変わりを可視化する。

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南側道路の南北に長い17坪の狭小地に計画した住宅です。駅に近いこともあり現在住宅が建っている東側と同様、北、西側の隣地にもいずれ建物が建つことが予見されました。南北に長い住宅はどうしても北側部屋の環境が悪くなりがちです。そこで全ての部屋の環境を一定にするため道路により環境の変化がない南側に窓を設け、床面積の1/5を割いた吹抜を介し1階まで光や風を落とすことで自立した環境をつくることを考えました。

Torami Structure

HIYOSHI-K
敷地は周囲を住宅に囲まれた谷のような極端に細長い場所だった。そんな場所で求められたのは、明るく、風通しの良い家。セオリー通りに南にまとまった庭を取ると、庭に面さない奥の部屋は谷底のように暗くなってしまう。そこで、細長い敷地をあえて細長く分割し、東に光の落ちる庭を取った。そして、更に細長く、千切りをするように、東から、部屋、階段、スロープと建物のボリュームを縦に三分割した。そうする事で、全ての部屋はその庭に面する事ができ、庭からの光を享受できる。また、細長い敷地に対して、庭、部屋、階段、廊下をあえて細長くすることで、一般的なスケールの住宅には無い「長さ」や「距離」が感じられる、ちょっと遠い場所が生まれる。すぐ上とか、すぐ隣に見えている場所にすぐには行けない、近くて遠い、遠くて近い、そんな距離感が広さとはまた違う拡がりを与えてくれる。同時に、この住宅では表と裏を意識した。空が近く、木の床、高い天井で、温かく明るい表の空間。地面が近く、土間の床、低い天井で、静かな落ち着いた裏の空間。直方体のボリュームを床スラブと階段で斜めに立体的に分割した二つの世界を長いトンネルが繋いでいる。もう一つ、この表と裏は床の隙間の細長い窓で繋がっている。この窓には一般的なアルミサッシを使用した。現代の日本の住宅で欠かせなくなったアルミサッシは、特別な意味を持つに至ったと思う。それは内部と外部を間仕切る絶対的な境界。安価で施工も容易い絶対的な境界を、内部と外部、表と裏、水回りと床下に、ヒエラルキー無く多用する事で、無意識に刷り込まれた境界線を曖昧にする。表と裏の世界、ぼやけた境界、段々畑のようなスキップフロア、坂道のような階段、トンネルのようなスロープ、小さな箱に詰め込まれた様々な要素が谷を明るく照らしてくれる。家の中の至る所から子供の遊んでいる姿を見ることができる、文字通りの明るい家となった。


