
Shakujii F HOUSE
設計者情報
練馬区石神井に住まうご夫婦のための住宅設計です。 栄養士の奥様が長い時間を過ごすキッチンが中心となる構成です。趣味の時間を過ごすためのロフトを、リビングキッチンに寄り添う位置に設けることで、ご夫婦は緩やかに同じ空間と時間を共有します。床、壁、家具に用いる樹種をナラに統一しながらも、塗装や加工の方法を多種用いることで、統一感がありながらも多様な表情を見せる木質空間となります。壁、天井に趣味の物を設置、展示できるような工夫を各所に施すことで、住みながらご夫婦らしさが育くまれる住まいとなることを目指し、計画しています。 計画、施工の過程で多くのご友人達に協力いただいた本住宅を、ご夫婦は「ともだちの家」と呼び、多くのご友人を温かく迎え入れる予定です。
基本データ
- 所在地
- 東京都練馬区
撮影:Tatsuya Arai
設計者情報
この建築家が建てた家
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ヒュッテ閑馬

立川の家
膨大な書籍を納める書庫を計画している。また農を中心に据えた地に足の付いた暮らしをしたいという御希望で、野菜や果樹を作る庭から台所に直接入れる計画とし、バスルームやワークスペースもその延長線上に置いた。この家は4つの箱を少しずつずらしながら積み上げる構成をとっている。4つの箱には下から床下収納、バスルーム、台所、そして寝室が入る。この家の特色は、積み上げられた箱の隙間が家中つながる事。膨大な書物はこの隙間空間にオープンに収蔵され、そこは家族皆の図書コーナーにもなる。この箱を更に登ると、最後は「雨の降ってくるお部屋」と息子さんが命名したルーフテラスに到達する。

HOUSE-N
この住宅には、2つの課題があった。1つ目は「コスト」である。土地・建物を合わせて2900万と予算に大きな制限があった為、敷地選定の段階から全体のコストバランスを見極め、計画を進めていく必要があった。敷地は、ロケーションを売りにしている高台に面した新興住宅分譲地だが、冷静に見るとそのロケーションがそれ程魅力的ではない。それならば、敢えて高台に面していない価格を低く設定している区画の中で、日照条件や法的条件が有利な敷地を選択した。 2つ目の課題は「距離感」である。クライアントは、家族同士の距離感を大切にしており、非常にオープンな家庭環境であった。単純に個室がそれぞれ用意されているのでは閉じ過ぎている。だからといって全てをオープンなワンルームのようにしてしまうのも乱暴過ぎる。この家族にとって心地良い距離感を保つ為には、どのような空間構成が望ましいのかを思案するべきだと考えた。 土地を1100万で購入した為、1800万で建物の計画を進める必要があった。そこで、まず、設計の初期段階にコストの観点から建坪を25坪以下と制限を掛けた。やや狭小寄りになったこの住宅に広がりを持たせる為、7枚の床レベルをランダムにスキップさせた2階建のワンルームのような構成としている。また、天井を貼らないことにより、天井材及び下地材が省略され、コストを抑えつつ、敢えて足音が響きやすい設計とした。そのように構成された空間は一定の距離感を保った様々な〝場〟の設えにもなっている。家族それぞれが好きな時間に、好きな場所を見つけ、好きなことをして過ごす。視線は、床レベル差で遮られるが、気配や音で他の家族がどこで何をしているのかを何となく感じとれる空間とした。 一見、複雑な構造に見えるが、事前に加工業者と打合せをし、経済的かつ効率的に構造が組めるよう調整を図り、特殊加工を施さないスタンダートな構造に抑えた。また、工種を少なくする為、外壁や内壁を木貼りとし、外壁業者や内装業者の手間を大工手間1つにまとめる等して、コストコントロールを図っている。 構造が露出し、内壁が木貼りとなっているこの住宅は、絵を掛けたいと思えば自由に飾れ、棚が必要だと思えば自由に追加し、ハンモックを掛けたいと思えば自由に設置でき、間仕切りが欲しいと思えば容易に増設ができる。設計時点で全てを決め切らず、生活しながら住まい手のアイディア次第で、自由に成長できる「可変性」に富み、「余白」の準備された空間構成にもなっている。 「コスト」と「距離感」という2つの課題に「可変性」と「余白」という新たな要素を加え、全てを同時並行で融合させて考えることにより、心地良い住空間の提供を目指した。

大黒町通の家
敷地は京都市内、景観条例による「旧市街地型美観地区」に定められた区域で、道は細く路地がいたる所に張り巡らされた街並みに位置しています。 元々町家であった住まいの建て替えであったため、京町家の特徴である「土間・通り庭・天窓・奥庭」という4つの要素を新たな形で取り入れることを考え、近隣の方との交流の場と駐車場を兼ねた屋外土間、玄関引戸を開けると通り庭のように奥庭へと抜ける視線、吹抜け越しに光が降り注ぐ天窓を設けることとしました。外観については古くからの町家をイメージし、連続したまとまりある美しさを求めました。 この住まいはお子さん達が巣立ったご夫婦二人の住まいであり、今後豊かで落ち着きのある生活が送れるようゆとりあるプランを意識しました。敷地は東西に細長く東に道路、西に寺院の庭を望むことができたため、1階西側に大きく吹抜けたダイニングキッチン、仏間を兼ねたリビングを設け、2階は寝室などプライベート空間を設けています。 2階の天井は木組みになっておりその一角に設けた天窓は太陽の動きとともに多様な光と影を作り出し、荒く塗られた漆喰壁とともに思いもよらない景色を作り出してくれることを期待しています。このように吹抜けや様々な要素、素材が絡み合うことで見た目にも感覚的にも変化のある魅力的な空間になっています。 また西側の奥庭に建て替え前の中庭で使われていた灯籠や手水鉢、飛び石を再利用し、受け継がれてきた時間を感じられるものとしました。

一級建築士事務所 設計工房の写真集1

北烏山の住宅
「交差する境界の家」 建物は5.58m角の正方形平面で半地下を含む3層構成であり、各階は十字型に交差する木造門型フレームによって緩やかに仕切られ、北西の奥まったウチ・スペースと、南東の開放的なソト・スペースをつくっている。ウチ・スペースは各階8帖分の機能的で守られた場所であり、ソト・スペースは大小の窓により外部的要素の入り込んだ流動的で非限定的な使われ方を想定している。門型フレーム上を4枚引戸が十字に走り、季節や使われ方によってウチ/ソト・スペースをつないだり区切ったりと関係性を変化させる。この4枚引戸はB階・1階・2階で、それぞれ不透明・半透明・透明という3種類を用意して、各階で寸法を揃えることでどこにでも設置できるようにした。

濃藍の家

根岸の家
車庫も含めて70坪に及ぶ平屋の住まいです。 敷地にも余裕があり、ゆとりのある計画になりましたが、ハレばかりではなく、ゆとりがあるからこそ、生活実感に基づいた質実なつくりになるように心掛けました。 それでも、広さというアドバンテージを得て、全体的に伸びやかで心地よい空間ができました。






