
海外のお城のような外観と、暮らしやすさを両立
家族の和を育む、こだわりの輸入住宅
塔屋、サーキュラー階段、シャンデリアetc…
まるで映画のワンシーン
この家をつくったのは、輸入住宅のパイオニアとして長年の経験と数多くの実績をもつ建築家、K2一級建築士事務所の小西さん。小西さんが過去に手掛けた物件の実績を見て「自分たちの城をお願いしたい」と連絡があったのがきっかけだったという。
Kさんご夫妻の希望は「白い外観」「エレガントな内装」「サーキュラー階段」「部屋から愛車のポルシェを見たい」ということ。そんな要望に対し、小西さんはどのような家をつくったのだろう。
通りを進んでいくと、気品あふれる白壁が美しい邸宅が見えてくる。すっと伸びる塔屋の存在がヨーロッパのお城を想起させる。出迎えてくれる装飾性の高いロートアイアンの門扉は、アメリカからの輸入品。エントランスまでのアプローチは、人が歩く部分を石敷きとし、距離をとるため敢えてクランクを設けた。訪れた人にエントランスまで歩く楽しさや期待感をもたせるための小西さんの工夫だ。
この土地は、新規造成された住宅地で、前面道路との間に2.5mほどの高低差があった。小西さんは、この高低差を利用し、前面道路とフラットな地下部分には中央にエントランス、左右に大きなビルトインガレージを設け、上2階分を居住空間とした。
エントランスを入ると目に入ってくるのが、奥様が要望したサーキュラー階段。欧米の映画やドラマで出てくる大邸宅にあるカーブのついた階段だ。訪れた人は、出迎えのため階段を降りてくる奥様をシンデレラのように感じるかもしれない。
サーキュラー階段を上った先には、リビングが広がる。大きな窓と吹き抜けから差し込む光が室内を優しく照らす。イタリア製のシャンデリアを始め、海外から輸入されたテーブルやソファーといったインテリアがエレガントさを出す一方、淡いピンク色の壁紙や数々の装飾、奥様が好きだという天使が天に昇っていく様をイメージした青空の天井などが、メルヘンな世界をも感じさせてくれる。
リビングを見渡すと、フローリングの一画がガラス張りになっていることに気づく。実はこれは地下のガレージに駐車しているご主人の愛車のポルシェを見るためのもの。「家にいながらポルシェを眺めたい」というご主人の要望に応えたものだ。
その他にも、この家には小西さんの細部にわたる演出が詰まっている。例えば内壁。一般的な住宅では、天井から床まで一続きの壁とすることが多いが、この家では腰の高さで壁が変わる。しかもモールディングの枠が取り付けられている。さらには、スイッチやコンセント。カバーにはゴールドの金物を使用し、ゴージャス感も出しているのだ。
こうして小西さんは見事に、Kさんの要望を叶えた家をつくりあげた。この出来栄えにKさんご夫妻も「素敵な家を設計していただき感謝している」「自分たちの理想の家ができて夢が叶った」と、とてもご満足の様子。
引き渡してからが始まり
家も建築家も長く付き合っていけるものを
それを可能としているのが、輸入建材会社とのパートナーシップや、小西さんが長年の経験で培ってきた独自の仕入れルートといった部材を安く仕入れるノウハウにあるという。シアトルのパートナー会社からも住宅に関わる最新情報を常に仕入れているほか、ときにはアメリカやカナダなどを訪問し、現地の部材会社から直接買付を行ったりもしているという。
他社よりも安く仕入れられるルートを持つとはいえ、どうしても予算に合わない場合がある。実際Kさん邸でも予算面で厳しい状況にあったという。そのため、Kさん邸では、家の裏側など外に見えない部分は、大理石を貼らずにシンプルなつくりにすることで、コストを抑えたのだという。
「個人住宅では、いかに決まった予算に収めるかというコストコントロールも重要です」と小西さん。
独自ルートの仕入れ、そして長年の経験から導き出されたノウハウという小西さんが積み重ねてきたものが、K2の力となり、他社では追従できない差となっているのだ。
こうして、施主が望む輸入住宅をつくりあげる小西さんだが、家づくりで最も大切にしていることは「長く愛される、飽きのこない家をつくること」なのだという。
お城のような邸宅は、一見するとスタイル重視で暮らしやすさを度外視した家だと映るかもしれない。しかし小西さんがつくる家は、実用性や使い勝手といった部分もしっかりと考えられている。
たとえば、Kさん邸ではリビングの隣に、小上がりになった和室が設けられている。洋のモノに囲まれた生活を送る中でこの和室は、畳の上に座ったり、ごろんと横になったりと、肩の力を抜いたり、ほっこりした気分にしてくれる場所だ。和室の中心を掘りごたつにしたり、畳の下を収納とするなど、工夫をしている。
「家が完成したときには、理想のものが出来上がっているのは当たり前です。数年、10年、20年と月日が経てば、子供ができた・巣立ったなど環境が変わります。そういう変化があっても家族の和を育み、愛着をもって住み続けていただける家をつくりたいのです」と小西さん。
どんな変化にも対応でき、住み続けられる家。いわば懐の深い家をつくることが、小西さんの真髄。そのため、小西さんの仕事は引き渡して終わりではない。お客様と定期的にコンタクトをとり、家の様子を確かめ、見守り、必要となれば修繕の提案などを行うという。完成してからもお客様とずっと寄り添うのだ。
「家を通じて、お客様ご家族と友達だったり親戚のようなお付き合いをさせていただけることが多いです」と小西さん。なかには、親子2代に渡って小西さんに家を依頼していただけたお客様もいるのだという。それは、小西さんのつくる家のクオリティーはもちろん、小西さんの仕事に対する姿勢や人柄への信頼に他ならない。
長い年月に渡って、家と家族を見守る関係。そんな人と人のつながりは、それがハウスメーカーでは味わえない、建築家に仕事を依頼する醍醐味の1つだ。
実はK2には現在、小西さんの息子さんも建築士として働いているのだという。そう遠くない将来、小西さんが住宅を手掛けたお客様のお子さんの家を、息子さんが手掛けるということもあるかもしれない。
K2は今日も、そしてこれからも、誰しも一度は憧れるお城のような輸入住宅を、現実のものにしてくれる。
基本データ
| 所在地 | 愛知県名古屋市 |
|---|---|
| 敷地面積 | 258.11㎡ |
| 延床面積 | 204.71㎡ |
| 間取り | 3LDK |
| 家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
| 予算 | 4000万円台 |
| 施主 | K邸 |
設計者情報
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