
宮原の家Ⅱ
設計者情報
杉並の住宅地に位置する敷地は西が道路に面した、間口 8.6M 奥行き 16Mの東西に長い形状。南には隣家の外壁が迫り、冬場の日照に乏しく薄暗い印象でした。そこで日中の日照と眺望を確保するため、視線が抜ける方角である南東角に庭を設け、その周りに暮らしの場が展開するプランとしました。 住居空間の床面積が28坪とコンパクトな住宅でありながら、1階に水周りとプライベート空間を集約することで、2階は家族4人がゆったり寛げるリビング空間が実現しました。 広間に隣接した、家族共有の本棚のある和室は、個人の時間を楽しめるコージーな空間となっており、リビングに居る家族の気配を庭の緑越しに感じながら過ごすことができます。
基本データ
- 所在地
- 東京都
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 敷地面積
- 136.86㎡
- 延床面積
- 94.85㎡
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

house-T
敷地は大分市中心部、近くに都市公園があり、新旧の世代が入り交じる穏やかな地域コミュニティが感じられる場所で、建主の夫婦は幼い子供2人と暮らす現在の家を、昔から馴染みのあるこの地で建て替えることにした。昔ながらの生活スタイルを好む夫婦は、自然環境を享受し、子供たちが成長する中で発見や気づきがある家を求めていた。 以前建っていた家は、かつて近くの川の氾濫による浸水被害が多発していたため、擁壁が設けられ、全面道路や周囲の地盤面よりも高い位置に建てられていた。それらの既存物(擁壁や木塀)を残すことで、コストを抑えながら、土地の履歴を出来るだけ引き継ぐことにした。 空間構成は、将来1階だけで生活したいとの要望から、必然的に多くなる1階の部屋数と面積的な制限を考慮し、廊下を介さず真ん中のホールから直接各個室にアクセスできる田の字形式とした。中心には南北に伸びる気持ちの良い吹き抜けを配しトップライトやハイサイドを設け、光と風を内部に取り入れる。その大空間に寄り添うように各階に大小様々な個室を散りばめた。 また、食生活にこだわりのある施主にとって、キッチンは特別な場所だった。そこは趣味部屋でもあり、創作を通した子供の教育の場でもあり、将来、家族だけでなく友人知人とのコミュニケーションの場としても機能することをぼんやりとイメージしていた。そこで、キッチンは一つの居場所として捉え直し、つまり個室として扱うことに決め、玄関を通らず外部と直接つなげ、引き違いの掃き出し窓を設けた。それらの操作はキッチンの自律性を高め、外土間と一体となって、少しだけ住宅の枠から外れた使われ方を導くだろう。 それぞれの個室には、周囲の余白に呼応させるように窓を適宜設け、どの場所からも視線が外へと抜けていく。 移りゆく季節の中で、通り抜ける風や降り注ぐ光の変化を感じながら、子供たちがのびのびと育って欲しい。そんな家になればと願っている。

MO邸
コンパクトで使いやすい住宅。2階の子供室は勾配天井で高さを最小限とし、建物のボリューム感を抑えました。リビングは吹き抜けのR天井。コンパクトながらも解放感を出し、2階の子供室とのつながりも持たせました。

御幸山の家

友丘の家

カワゴエノイエ

HIYOSHI-K
敷地は周囲を住宅に囲まれた谷のような極端に細長い場所だった。そんな場所で求められたのは、明るく、風通しの良い家。セオリー通りに南にまとまった庭を取ると、庭に面さない奥の部屋は谷底のように暗くなってしまう。そこで、細長い敷地をあえて細長く分割し、東に光の落ちる庭を取った。そして、更に細長く、千切りをするように、東から、部屋、階段、スロープと建物のボリュームを縦に三分割した。そうする事で、全ての部屋はその庭に面する事ができ、庭からの光を享受できる。また、細長い敷地に対して、庭、部屋、階段、廊下をあえて細長くすることで、一般的なスケールの住宅には無い「長さ」や「距離」が感じられる、ちょっと遠い場所が生まれる。すぐ上とか、すぐ隣に見えている場所にすぐには行けない、近くて遠い、遠くて近い、そんな距離感が広さとはまた違う拡がりを与えてくれる。同時に、この住宅では表と裏を意識した。空が近く、木の床、高い天井で、温かく明るい表の空間。地面が近く、土間の床、低い天井で、静かな落ち着いた裏の空間。直方体のボリュームを床スラブと階段で斜めに立体的に分割した二つの世界を長いトンネルが繋いでいる。もう一つ、この表と裏は床の隙間の細長い窓で繋がっている。この窓には一般的なアルミサッシを使用した。現代の日本の住宅で欠かせなくなったアルミサッシは、特別な意味を持つに至ったと思う。それは内部と外部を間仕切る絶対的な境界。安価で施工も容易い絶対的な境界を、内部と外部、表と裏、水回りと床下に、ヒエラルキー無く多用する事で、無意識に刷り込まれた境界線を曖昧にする。表と裏の世界、ぼやけた境界、段々畑のようなスキップフロア、坂道のような階段、トンネルのようなスロープ、小さな箱に詰め込まれた様々な要素が谷を明るく照らしてくれる。家の中の至る所から子供の遊んでいる姿を見ることができる、文字通りの明るい家となった。

豊橋・鳥畷の家

濃藍の家







