
双つ屋根の家
設計者情報
天窓からの光 小高い丘の上にあるこの土地は、2階からの景色が素晴らしく, 山並みや海岸線が見渡せる場所であった。そのため、家族で 集まるリビングダイニングをトップライトのある2階に配置した。 雁行するように二つのボリュームに分けているため、二つの 方行屋根が並んでいる。
基本データ
- 所在地
- 高知県安芸郡
- 延床面積
- 109.32㎡
撮影:西森秀一(NISHIMORI SHUICHI)
設計者情報
この建築家が建てた家
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高田西の家
家で仕事をする時間が増えたご夫婦が、自然が感じられる場所で、お互いプライバシーを保ちながら、仕事に集中できる環境をつくるための家として 設計した住宅です。 印象的なアールの壁や、ダイナミックな吹き抜け空間、高低差のある天井など、シンプルな間取りの中にも、光と空間の変化が随所に感じられるように 造られています。 2階のダイニングは天井が高い吹抜けになっており、上から降り注ぐトップライトの光へと視線が抜け、吹抜上部に渡る3階のブリッジは この解放的な空間を楽しむことができる装置となっています。 リビングへ移動すると 視線は外部へと誘われます。窓からは のどかな景色を一望でき、外部とのつながりが、より広がりを感じさせます。 またインテリアに調和するよう造付けのソファも備え、 外の風景を眺めながら リラックスできる空間になっています。 3階は、勾配天井の高低差により、場所によって開放感と、こもり感の 両方の空間が味わえるプライベート空間となっています。 場所ごとに変わる雰囲気の中で、自然の景色を楽しみながら、家族がそれぞれ お気に入りの場所をみつけて自分の時間を思い思いに過ごせる空間が造られています。

R庇の家-EB01
この住宅が計画された江別市は大学や専門学校が多く、文教都市というイメージが強いですが、雄大な石狩川が育んだ自然環境と実り豊かな農地を持ちながら、近年は札幌のベッドタウンとして、住宅地や商業エリアが充実してきた街です。また、良質な粘土が採れることから、レンガの街として長年親しまれてきました。 そのような特色がある街で快適な生活をおくることが出来るような空間をオーナーご夫妻と一緒に考えました。 こだわりの設計のポイントをご紹介します。 01.日照にこだわる この住宅には特徴的な2種類の庇が設けられています。前面道路が南西にある「南入り」の敷地ですので、一番日当たりが良い部分に玄関とリビングが並ぶ事になりますが、ここに特徴的な1つ目の庇【R庇】があります。この大型の庇は夏場の直射日光を極力遮り、冬場の積雪から玄関ポーチとリビングの大窓を守る役割を持ちます。庇の出幅は1200mm以上とかなり深いのですが、軒天部分を下見板を使った曲面にすることで、空に向かって解放感があり、かつ構造的な安定性を確保できるデザインとしています。(意匠特許申請中) もう一つは2階に設けた放射状の庇【パラボラ庇】です。2階の窓は眺望の楽しみと日照を考え、やや横長ですが、その窓を守るように庇を配置し、日照と風雨のコントロールはもちろん、空の眺望を犠牲にしない為にパラボラ状にしています。パラボラ庇の設置個所はオーナーから提示頂いた3Dモデリングによる日影検討資料を踏まえながら、意匠性も考慮して最終的に決めることが出来ました。 02.共用部の使い勝手にこだわる 先ず玄関ホールですが、土間部分も含め6.5畳とゆったりした空間に、リビング側からの柔らかい光が差し込む明るく開放的な構成です。 玄関ホールの奥にはドレッサー兼洗面所が独立して設けられており、外出前の身支度や帰宅後の手洗いや消毒がスムーズに行うことが出来ます。 さらにその奥にユーティリティが連続していることで、着替えまで行った後にリビングに繋がるという見事な回遊動線となっており、オーナーが家族の日常使いを十分に考えた特徴的な空間構成となっています。 階段室を利用した吹抜空間は、あえて手摺壁にはせずにスチール製独立手摺としながら、ゆとりのある2階ホールも相まって、開放的な空間となりました。更に採光と換気、眺望を兼ねたハイサイド窓を設けることで、住宅の中心に明るく風通しの良い機能的な共用スペースを実現しています。 03.断熱、暖房にこだわる 断熱仕様はグラスウール換算で壁200mm、屋根455mm、基礎断熱はFP板で内外合計125mm、窓はトリプルガラスを基本にすることで、UA値は0.22w/㎡Kを実現しています。完成後の気密測定による隙間相当面積C値は0.17c㎡/㎡と超高気密を実現しており、高い施工性により断熱・気密性能の高さが証明されています。 暖房は1階を温水床暖房とし、床下空間ごと温めることにより躯体の蓄熱も相まって、厳寒期でも安定的に床面温度をキープできる様にしています。 04.耐震性、防火性能にこだわる 基準法による耐震性を上回る、耐震等級2を基本としていますが、オーナー希望により地域係数z=1.0(通常より1割増)をクリアしています。 防火性においては省令準耐火構造を採用しており、火災時に寝室のある2階部分への延焼を極力避けるように配慮しています。 05.メンテナンス性、素材にこだわる 外壁は耐久性の高いガルバリウム鋼板金属サイディングを基本としながら、風雨に曝されることが少ないR庇下の壁部分は板張りとすることで、住宅の顔を柔らかく質感の高い表情としています。 玄関ホールと外部ポーチの床には近隣の米澤煉瓦で焼成されたレンガを採用することで、素材感のあるあたたかな表情を出すことが出来ました。 06.将来の建て替え、解体への配慮 建物を支える杭工事は通常のコンクリート杭とはせずに、砕石を柱状に転圧して地盤改良するハイスピード工法を採用しました。その理由は後世で建物解体が生じた場合に撤去困難にならない様にとの配慮によるものですが、セメント等は一切使用せず、砕石のみですので解体後に地中に残っていても問題はありません。また砕石杭はそれ自体が地下水の吸収体となるため、地震による液状化対策にも有効です。 建物は完成しましたが、外構工事はオーナーのお父様が地元レンガを使いながら時間をかけて行われるとのことで、オーナーご家族で最後の仕上げをすることになっています。本当の意味での完成はこれからですが、拝見出来るのが今から楽しみです。

東新小岩の家
敷地が三角形であるという条件の中で、1階に3台の駐車場、オフィススペース+倉庫を設け、2階と3階に居住スペースを設けたソーホー型の住宅になります。 周囲の建物が密集している場所であることから、最上階(3階)にLDKを設け、その上部にルーフテラスを配置し関係づけることで明るさと開放感を確保しました。 2階にある子供部屋(2室)には、それぞれ吹抜けを設け、天窓からの光が落ちると同時に、3階キッチンと吹抜けを介して繋がりを設けています。 3階のリビングは、斜線規制なりに、一部斜めに低い部分まで切り取られる形状になりなかがらも、天井高さを高く確保し、天窓や眺望が望める大きな窓、又上部ルーフテラス側に視線が抜けるようにすることで圧迫感をなくしています。 浴室は三角形の先端部分に配置し 断面もまた三角状の勾配天井となっており 変化のある開放的なバス空間となっています。 三角形という敷地形状からくる難しい条件を逆手に取り、明るさと各必要スペースを確保するために、様々な工夫が施されています。

ハセハウス
京都市に点在する店舗付き併用住宅を改修し、猫と快適に暮らす住まいとした計画。施主からの要望として最優先に掲げたのは2匹の猫たちにとってストレスなく暮らせる家づくりであった。1階から3階のロフトまで縦横無尽に動き回れる立体的な猫動線を描き、高低差のある設えを自由に登り降りしたり、気分に合わせて昼寝の場所を変えたり、猫のテリトリーが広がるように計画した。建築資材やインテリアもできるだけ猫にやさしい設えと傷や汚れに耐えうる素材選定を行い、そこへ人の暮らしに必要な要素を加えていきお互いストレスフリーになる改修を目指した。不要な壁を取り払う事によって動線を単純化させ、キッチンの位置を変更することで一筆書きの回遊性プランとなっている。随所に取り入れた色には光を与えるように開口部や照明を計画し、空間に広がりや締まりが生まれることを意図している。本能を刺激する楽しみが増えた猫たちの日常はいきいきとし、運動量も増えたことで身体が引き締まり健康になっている。施主もその姿を日々そばで感じ、断熱や温熱性能が向上した住居環境で生活することで心身共に健康的な住まい方が実現できている。

根本原(新築住宅)

大泉の家

music house

ライトハウス
敷地は前面に県道が通っているものの、その先には調整区域が広がっているため良好な環境に位置する。敷地にもゆとりがあったため、計画当初から平屋を想定していた。最終的には道路から最も離れた位置に庭を取り、その庭を囲い込むようなL字のプランに落ち着いた。 当初から薪ストーブを入れる話も出ていたため、どこからでもストーブが見られるよう居心地の良いソファーコーナーや小さな書斎、ダイニング、キッチンを配置していった。和室だけは来客が泊まるための空間を想定して日常の空間とは切り離している。ただ、この家には小屋裏空間もあるのだが宿泊する来客には思いのほか小屋裏の方が人気とのこと。確かに低く抑えられた天井は居心地の良い非日常の空間と言える。 多くの居場所が点在するこの家を末永く楽しんで頂ければと願う。

大和の家
敷地の正面には遊歩道のある小川と、豊かな緑が点在する長閑な雰囲気の場所に建つ5人家族の住まいです。 建主のご要望は皆の居場所があること、変化のある空間、開放的な空間が欲しいという3つ。 ご要望から家族5人の居場所が確保され、つかず離れずの距離で生活が展開されるように、そして空間が単調にならにように計画することを意識しプランを考えました。 豊かな周辺環境を享受出来るように2階をLDKとし、建物正面には学校の緑と小川を眺めることができる開口部を設け、1階、2階とも間仕切りを最小限にし、敷地形状を活かした広がりあるワンルームの空間構成を意識しました。 また、床のレベルに変化をつけ、表しの化粧垂木とすることで、空間にリズムが生まれるように意図しています。 家具や床のレベル差でそれぞれの居場所や広がりをつくり、つかず離れずの距離感で家族の暮らしが展開するリズムのある楽しい住まいです。



