
牟礼の家
設計者情報
物件購入時の相談からお手伝いさせていただきました。木造築40年、ボロボロで昭和感漂う古臭い室内。本当にこれがいい雰囲気に変わりますかね~と半信半疑のお施主様でしたが、建物の構成がしっかりしていたことと、道路から見える屋根の連なりが美しい、そして広いお庭もあり、まだまだ使えそうな建具も残っている。これはいける!と私自身が建物に惚れ込み、是非ここにして下さい!とお願いし購入していただいた物件です。 まずは、あまりにも広すぎるお家の一部を減築し、駐車スペース5台分へと用途を変更。壊した建物の屋根瓦は、捨てるとお金がかかりもったいないので、小さく砕いて玄関前に敷き詰め砂利の代わりとして再利用しました。既存の建具も補修し、すべて再利用。玄関や階段廻りなど、さわらなくてよい部分はそのまま残し、既存と新しく作り変えた部分が違和感なく繋がるよう、デザインしていきました。 そして、この家の一番の見せ所となったのは、やはりリビングに面した大きなテラスではないでしょうか。 大きく張り出した屋根を作り、内外が緩やかに繋がるような深い軒下空間を作りました。 落ち着きながらも、どこか凛とした雰囲気が漂う。そんな想いが実現したリフォームとなりました。
基本データ
- 所在地
- 香川県高松市
- 延床面積
- 127㎡
撮影:森本 大助
設計者情報
この建築家が建てた家
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温故知新の家
この物件は既存の構造体を生かしながら、断熱、気密、耐震性、設備の更新とグレードUPを施したフルリフォーム住宅です。 設計のポイントは以下です。 01 既存住宅の構造と面影を残しながら、無理しないリフォーム計画 02 耐震性の向上と壁量バランスの見直し 03 日射取得と遮熱を考慮した庇の施工 04 根太間パイピングによる床暖房 01 既存住宅の構造と面影を残しながら、無理しないリフォーム計画 当初は建て替えを計画していましたが、予算の関係や建物の大きさ自体に問題はないという事で、フルリフォームの選択をしました。 唯一の変更は、カーポート越しに玄関を設けたいということでしたので、玄関の位置を全く変更しています。 既存の勾配屋根ですが、落雪距離が十分に取れているため、あえて屋根型は変更しないことで積雪荷重の負担を抑えながら既存の面影を残した外観としています。 既存住宅は築35年を経過していますが基礎、土台、柱共に状態が良好だったため問題なく再利用しています。 02 耐震性の向上と壁量バランスの見直し 既存住宅の壁量の検討を行ったところ、壁量自体は基準をクリアしていましたが、余力がないことと、壁量バランスが悪く、2階の耐震性に問題がありそうでしたので、今回の工事で耐震性能を向上させています。また、当時の基準には無かった柱頭柱脚の金物補強をして、現行法規に適応できるようにしています。 03 日射取得と遮熱を考慮した庇の施工 既存住宅はこの地区のモデル住宅だったらしいのですが、それにふさわしく南面に大きな窓がたくさん設けられていました。2階からは遠くの手稲山も一望できる環境です。ただ、当時の窓の性能では、夏暑く、冬寒いというかなり厄介なものでしたが、この窓に大きな変更をしています。 先ず1階のテラス窓をややコンパクトにして開口面積を小さくしているのですが、取付位置を天井いっぱいにすることで、採光と解放感は損なわないようにしました。また、窓は樹脂製トリプルガラスを採用して熱逃げを防いでいます。 2階は1階同様にコンパクト化とトリプルガラス化のほかに、奥行きの深い庇を設けることで夏の直射を遮り、冬の日射は取り込む様にしています。同時にこの庇は単調になりがちな外観にワンポイントデザインとして効果的に用いています。 04 根太間パイピングによる床暖房 今回、リビングとキッチンは全面床暖房としていますが、従来の床暖パネルではなく、フローリング下の根太空間にパイピングを施した方式を初採用しています。 前述の窓のトリプルガラス化により、窓付近のコールドドラフトが軽減されているため、窓下に暖房パネルが無くても冷気が走ることは無いようです。 スクラップ&ビルドではなく、古いものを生かしながら新しい技術を投入した事例として、今後の我社でのお手本になると思います。

be co-working(ビィ コ・ワーキング)

コトン
木造住宅の出窓をコーヒースタンドへ改修。 出窓と道路の高低差を解消するために銅管で回転式アームを設計・自主施工。アーム以外はほぼ手を付けず、道路と建築の間に動く架構のみ設置し、出窓部分を町側に対して開かれた印象とした。

レストラン if
<コンセプト> 熊本市中央区に9席の洋食レストランをビル1Fのテナントに設計した。 施主は25歳の若きオーナーシェフで、東京の銀座で修行後、熊本に帰省して移転前のお店を構えた。料理も美味しく、志も高いため移転前の店舗でも2ヶ月先まで予約が取れない人気のお店となっていた。今回の計画は、その移転後の店舗の計画である。 このレストランでは、その施主の名前から空間を考えることとした。「壱星」という名前から一番星である金星の宵の明星のような夜空のような空間をイメージして計画した。 雲のような形態をした天井や銅板を使用して夕暮れの色合いを表現した。 銅板も月日が経つにつれて変化していき、若きオーナーシェフが経験を経て進化していく状況と重ねて経過を楽しむ事を期待している。

木場の住宅

三条の家

リノベーション・大磯
増築したのは吹抜け空間、つまり空気なのです! 海を見下ろす高台の閑静な住宅地に建つ、木造2階建ての増改築です。 改修前のお宅は在来工法で和室中心、門かぶりの松のある立派な和風邸宅でした。 お施主様のご要望の要となるのは、眺めの良い2階を家族で過ごすダイニング、リビングにしたい、和を感じる要素を残さずに全て洋室としたいというものでした。 また、奥様はデザイン同様に家事動線が大事!とプラン検討に熱が入ります。ご主人は、ダイニング、リビングの床はピカピカのタイル貼りでそれがテラスへと繋がっていくイメージをお持ちでした。 わたしたちは、ほとんど使われていなかった2階の広いテラス(1階リビング上部)を取り払って新たな屋根を架け吹抜けを作ることを提案しました。 階段を上がるとタイル張りのリビング、ダイニングが広がり、ガラス手摺の向こうには吹抜けを通して大きなフィックス窓から大磯の海が開けるのです。 そして、吹抜けを介してご家族の様子がお互いにやわらかく伝わります。 外観は、もとの大きな勾配屋根にスタイリッシュなボックスが新たに付け加えられたような形となりました。 夕方から晩にかけては、そのボックスから暖かな照明のオレンジ色が通りにこぼれて行灯のようです。 1軒の住宅のリノベーションが、ささやかですが町の景色にも寄与できた事例だと思います。 設計:NASCA + AeO 設計共同体

代官山の家








