
house dbc –喜ばれるカフェのある生活–
設計者情報
美しさに佇む光景は非日常の旅先だけでなく、普段の生活にも潜んでいます。季節で変わる雲や木々の香り、思い出と重なる午後の光など、ふと我を忘れる一瞬を感じたことがないでしょうか? 【dbc】は敷地の特徴を活かすことで、そのような一瞬を発見しやすい住宅となりました。 例えば、夕暮れを見上げる屋根スノコ、ばんぺいゆ畑を眺めるテラスリビング。これらは住人がひとしきり家事を終えて、お茶を楽しむ小さなカフェであり、日常に潜む一瞬を発見する場所です。 生活の中で、実際に発見された一瞬は大切にされているようです。テラスリビングには白く塗られたイスやテーブル。玄関の額縁には、草花や工芸品が飾られており、住人の手で加えられた家具や草花が、その一瞬を際立たせようと置かれています。 美しさを感じながら想いに耽るひとときや、言葉少なに対話する時間を持つことができたならば、それは人生において特別な記憶となることでしょう。
基本データ
- 所在地
- 福岡県久留米市
設計者情報
この建築家が建てた家
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一級建築士事務所 設計工房の写真集1

樽町の家
都心部において広い敷地内に駐車場スペースをできるだけ残しながら、より良好な内外の空間を創りだしたプロジェクトです。 音楽室と母屋、日常の空間と非日常の空間を明快に分けながらも、つかづ離れずの関係を維持し、程良いパイプで程良く繋がっている状態を創出しています。 音楽室は本格的な防音施行を施しており、また各室は、それぞれ小さな庭や外部空間に面するように配置され、プライバシーを確保しながら通風や光が充分に入るよう計画しています。

kawagishi no ie

HOUSE‐Y
計画地は、南側には山並み、東側には道路向かいにある寺院の緑、公園の桜等を眺めることができるロケーションの良い環境である。しかし、寺院に墓地が広がっていることが最大のデメリットであった。同時に高台の角地であるこの計画地は、道路レベルからの視線が気になる状況でもあった。見たい風景や取り入れたい光がある一方、隠したい風景や遮りたい視線があるという矛盾が生じていた。それらの矛盾を解決し「視線や光のコントロールを図る」ことが大きな課題であり、クライアントからの要望でもあった。 その矛盾を建物周囲に二重外壁を設けること、部屋配置や窓配置を工夫することにより解決しようと試みた。1階レベルは、南側と東側に積極的に窓を設け、光を取り入れつつも、二重外壁により墓地への目線、道路レベルからの視線をコントロールしている。2階レベルは、南東に居室をまとめ、高窓とすることで、墓地への目線、道路からの視線を遮りつつも、南側の山並みや東側の寺院の緑や公園の桜を眺めることができる。また、朝日や日中の光等、必要とする光を取り込むことも可能となった。 加えて、二重外壁の内側にはLDKから連続した大きなテラスを設け、閉塞感を与えないこと、外部との物理的な距離を取ること、外部音や内部音の抑制することを意図している。また、外リビングや縁側のような半外部空間としての役割を果たすことでコミュニケーションの場としての機能も与えた。 この住宅は、あらゆる将来的な可能性を考慮する必要があった。そこでもう1つの課題となったのが「可変性」であった。竣工の状態から変化に合わせ、可変していける構成とする為に、外壁側で構造耐力壁を取り、内部壁は柱を除き全て取り壊しても支障がない構造計画とている。竣工当初は、3LDKだが、将来的には9LDKに増設可能になっている。2階の子供室は、お子さんが小さい頃はセカンドリビングとして活躍するが、個室を欲しがる年齢になれば、3室に区切れるように窓配置や照明計画等を行っている。1階ダイニング横のフリースペースや2階納戸は、おもちゃを置けばキッズルームに、机を置けばスタディースペースや書斎に、布団を敷けば客間に。置くものによって室名が変わるスペースとして設えた。土間及び駐車場は、二世帯になった場合や店舗設営等を始めることになった場合、独立して外部からアプローチできるスペースとして利用できる。増築等に該当しない範囲、かつ、それ程大きなコストを掛けず、時々のニーズに合わせて部屋と機能の増減が可能になっている。

屋根裏リビングの住宅
都心に近い住宅地の夫婦と子供のための住宅である。 敷地は昔からある分譲地の大きな1つの宅地が半分に分割され、それぞれ30坪程度の住宅が建てられるようになっていた。高低差が多い地域で、東側に傾斜した途中に位置する南西の角地だ。角地の場合、日照に関しては特に考えなくても明るい室内空間を得られることが多いが、本敷地においては土地周辺の傾斜角度がきつく、東側に眺望は望めそうだが、西側の道路向かいには隣地の擁壁と建物がそびえたっており、冬場の午後の光は西側の隣地が壁のようになって敷地に影を落とし暗い室内になってしまうことが予想された。また、道路自体も周囲の宅盤の方が高い状態だったので、谷の間に立っているような印象だった。 施主は、家族のコミュニケーションの観点から1階をリビングとして子供部屋や個室を2階へとまとめる構成を要望していた。しかしながら、西側が高い壁のような状態であったことや、東側への眺望が望めそうであったことを考慮し、2階へLDK等のメインの居住空間を配置し1階と階段室の吹抜で繋げる構成を提案した。 「軒が下がった切妻屋根形状」 建物の外観は少し小さな切妻屋根の形状となっている。この形状は、敷地にかかる法規的な建築制限によるところが大きい。一般的な低層の住居地域では、道路からの斜線制限に加えて、北側からも高度斜線という北側の隣地へと日光を遮らないための斜線制限があり必然的に両者からはさまれた建物は切妻屋根の形状となったが、道路からの斜線制限は、建物が設置する地面よりも低いところからスタートするため建物への影響は大きい。軒の高さを低く抑える必要があり、一般的な2階建ての住宅よりも軒を低くして斜線制限をかわす形状とする必要があった。 軒が低くなると2階のLDKの空間としては窮屈なものとなるが、広々とした居住空間を確保するために、勾配を高さ制限目一杯にとってその急こう配屋根がそのまま室内空間となる構成とした。急こう配屋根が見える2階のリビングは、屋根裏部屋のような三角屋根の空間となった。子供のころ、アニメにでてくる屋根裏部屋は憧れだったが、それは用意されている部屋という四角い空間ではなく、用意されている部屋の「裏側にある余剰空間」としての空間的な楽しさがあるからなのではないだろうか。この住宅もそうした一般的な箱型のLDKという用意された空間ではなく、たまたまできた屋根裏のような余剰空間が肥大化したかのような楽しさをもった空間にできないかと考えた。 プランは単純で中央の階段の周囲に各機能が配置されていて階段越しに緩やかに繋がっている。床のレベルは、1階の玄関ホールが井戸の底のような空間となり、登っていくと明るいリビングへと出る。リビングはダイニングより高くなり、そこから和室へとさらに上がっていく。一番高い和室の隅は子供でもしゃがまないと入れてないような籠った空間だ。通常は触ることができない屋根が自分よりも低い手の届くところにあったり、高いところにはなれていったり、一番下に下りると井戸の底のような空間にもなりシンプルながら多様な変化のある空間が階段を中心にくっついている。様々なレベル差が生まれると室内に様々な高さの目線も生まれる。リビングで座っている人、スタディカウンターで勉強するひと、和室に座る人、それぞれの目線が合ったりすれ違ったりしながら、通常のフラットな床の中にはない、複雑なシーンを生み出そうと考えた。また、レベル差を利用して和室の下には、床面積に入らない納戸を設けているので収納量も十分すぎるほど備えた。 勾配屋根の頂部には天窓を設けた。冬場の昼の日射は、南中時で30°と浅く西側の建物にさえぎられてしまうので、屋根の頂部に天窓を対で配置し、1年通して室内に直射光が届くようになっている。丁度住宅の中央に位置する天窓は、大きな空間全体にやわらかなひかりを届ける効果があり、曇りの日でも明るい室内となる。吹抜を介して、玄関ホールにも光が届くようになっているので、玄関入ってからも天井は高く明るい光が差し込んでくる。朝日と共に室内が明るくなり、日の動きと共に、室内の明るさも変化していく。 なお、 2階の収納上部の小屋裏に集熱器を設け、基礎内へとダクトで送風し断熱された基礎内部を通過させることで、夏は涼しい風を冬は暖かい空気を基礎内へと戻し、エコな空気の循環システムを採用している。屋根が近いため、屋根は厚ベニヤによる屋根外通気とし、断熱材も厚く詰め込まれている。 周囲を住宅に囲まれた30坪くらいの住宅だが、小さいながらも個室を4つ+和室をとりながら、大きな気積のある明るいリビングや4方に開いた窓による開放感、レベル差と屋根との関係が日々の生活と共に変化する空間を様々な法規的制限のなかで実現している。大きな住宅でなくても、細かな工夫次第で広々と快適に楽しく住むことは可能なのだ。 レベル差のある空間は子供たちの格好の遊び場になる。引き渡し後、子供たちが階段の周りのぐるぐると回りながら、楽しそうにはしゃいでいたのが印象的だった。

御幸山の家

竹間沢の家
1階は、中庭を含めて全てバリアフリーとし、車椅子での移動がしやすいよう引戸で仕切るワンルームタイプの構成としています。 吹抜のあるリビングから光を最大限に取り入れ、ルーバーで囲われた庭と一体になる、開放感のあるスペースを造っています。 家族の気配を感じながら、家族が互いに支え合う家、空を見上げて季節を感じることができる家となっています。

山ノ内の住宅

住道の家
老齢の母と娘が終の棲家として購入されたマンションの一室でのリフォームである。 間取りは一般的なファミリータイプの3LDKであったため、今後の老々介護を見据えた間取りに変更し、かつ一日の大変を寝室で過ごす母親にとってより良い住環境とすることを目的とした住まいである。 具体的には母親にとって負担の少ない動線とするため、洗面・脱衣・浴室・トイレを直線的に配置し、将来的に歩行器や車椅子となった場合にも行き来できる廊下幅を確保しました。 またLDKと寝室は3枚の建具のみで仕切られており、全開すれば広々としたワンルーム空間となるとともにコミュニケーションを生み出し、全閉すればそれぞれのプライバシーを確保した空間となります。 さらに住環境をより良いものとするために消臭・調湿効果のあるスペイン漆喰を用いることでマンション特有の湿気や臭いの問題を解消しています。





