
大きな欅の家
設計者情報
敷地は目黒区緑が丘。同じ敷地には数棟の建物と区の保存樹にもなっているケヤキの大木があった。並んで建つマンションとは違和感なく馴染むよう、仕上げや植込みなどの連続性を意識している。 ケヤキを囲んだコートハウスとし、道路に面した平屋の玄関棟(南棟)、奥に地下1階地上2階の居住棟(北棟)を配置し、敷地の高低差を利用したスキップフロアを渡り廊下でつないでいる。アトリエを併設した広い玄関と渡り廊下は、中庭を巡る楽しさを感じられるギャラリーになっていく予定だ。 地下1階は寝室エリア。1階の和室からドライエリア上空に架けたブリッジを渡って中庭に出られる。ケヤキを最も近くに感じられる2階は居間食堂厨房に。厨房横にある階段の踊り場からは平屋部分の屋上に出られ、ゲストを迎えて賑やかに過ごす週末にはアウトドアリビングとして過ごせる場になる。家族との時間、ひとりで過ごす時間、どのような時にもいつもそこにケヤキの大木が見える、都内でありながら豊かな自然を間近に感じられる計画になっている。
基本データ
- 作品名
- 大きな欅の家
- 所在地
- 東京都 目黒区
- 敷地面積
- 173.9㎡
撮影:小川重雄
設計者情報
この建築家が建てた家
この実例を見た人はこちらも読んでいます

黒鳥の家Ⅰ
周囲に歴史的な集落があるその敷地には、漆喰の古い民家があった。 その解体した民家のプランや佇まいをリスペクトしながら、新築を設計しため、以前からその場所に存在してたような住宅となった。

Zen
高知県南国市、四国山地の小高い山麓にあるこの土地は、135坪の宅地とそこから南西に広がる370坪の山林からなる。北東側は見晴らしがよく、平野へと視線が抜け、美しい田園風景が広がる。また、宅地から一段高い山林の平地部分を、子供の遊び場として活用したいという施主の要望を受け登ってみると、田園の向こうに山々の連なりがより美しく見えた。四季が移りゆく美しい山の自然を取り入れながら、山と平野の風景の一部となるような、建築を創りたいと考えた。 山林の平地部分を上の庭とよび、そこから建物で遮ることなく平野を見渡せるよう、高さを抑えた平屋建てとした。斜面とL字の建物によって囲むように中庭をつくり、両端を個室、中心が居間となるように計画した。建物自体で隣地からの視線を遮ることで、中庭に面した居間と個室の窓は周囲を気にせず開放できる。平野のある北東側には、腰から上に大きな水平窓を設け、道路との高低差によって通行人の視線を遮り、平野の景色を絵画のように切り取り楽しめる。中庭と上の庭は斜面を介して緩やかに繋がり、室内空間を通して平野へと視線が抜ける。自然の恩恵を享受するこの家で育つ子供たちの楽しそうな声が聞こえてきそうだ。 高知県は雨が多く、夏には強い陽射しが降り注ぐ。そんな厳しい気候条件から建物を守るため軒を深くし、外壁には焼杉を採用した。道路から建物を見上げると、軒先の水平ラインの美しさを垂木や鼻隠しが一層引き立たせている。構造は木造在来工法を採用し、高知に現存する建物に影響を受け災害に強い骨太な構造材とした。土佐杉や土佐桧など、地産の構造材を選び、主な化粧材は施主の親族が所有する山から切り出した木材を使用している。年月が経ち、この建物が土地と馴染んでいくことで、風景の一部となることを期待している。

寝屋川の家
敷地は昔ながらの住宅が密集する地域にある変形の狭小地です。全面道路も狭く現場前までは軽車両しか入れないため、計画の段階から施工方法や資材の搬入においても検討する必要がありました。そこで構造は手組みが可能な木造とし、各部材も大きくならないよう計画しています 具体的には、床レベルを4段階に小分割し螺旋状にスキップさせながら屋上まで繋いでいます。複数の居場所を点在させながら連続的な広がりを持たせることで、狭小地における都市型住宅の在り方を模索しました。 1階は主寝室とクローゼットからなる個室を配置し、天井高の低い納戸は玄関と一体的な繋がりを持つ土間空間としています。続いて2段目の洗面コーナーを通り、3段目の吹抜けがある2階リビングへと繋がっています。天井の低いDENは吹抜けのリビングと一体的に繋げることで、リビングの一部として多様な使われ方が可能となります。子供が小さいうちはプレイルームとして利用され、将来家族が増えたときには1階主寝室を2つの子供室として分割し、DENを夫婦の寝室として利用できるように計画されています。さらには1階主寝室と廊下の間仕切壁は非耐力壁となっており、子供が独立した時には撤去し1階をワンルーム空間にすることも可能です。子どもの成長と将来のライフスタイルの変化に合わせて少しづつ手を加えることにより、小さくとも永く住み続けていける可変性を持たせています。 そして、吹抜けに面した最上段はダイニングキッチンと浴室からなり、付属のパントリーからは屋外階段を通って屋上へと繋がっていきます。建物が密集した都市の狭小地は広々と庭を取ることも難しいため、屋上を多様な生活シーンの受け皿として最大限活用しています。 スキップフロアで連続させ屋上まで緩やかに繋げることで多様な居場所が生まれ、小さくとも狭小地に住まうことを積極的に楽しめる住宅を目指しました。

紅が谷の家

メディック一級建築士事務所の写真集

富士のふたつの家
三家族のための二つの家。 二つの家の間は中庭となり、木々のなかを渡るデッキでつながっています。 家の内部だけでなく、屋外にも生活空間を広げていくこと。それがこの家のテーマになっています。 歩くたびに見え隠れしながら印象的につながる空間構成のなかに、木漏れ日の心地よい居場所を織り込みました。

白金の家
白金の閑静な住宅地のこじんまりとした狭小地での計画です。 高度斜線に鋭く切り取られた厳しい形態制限のなか、スキップフロアや吹抜を介した空間の繋がり等導入し、外観からは想像できないような開放感と親密感、物語性をそなえた住宅です。 天空率を利用し、限られた敷地の中で、できるだけ空間を大きくとれるようにしています。

市街地の洞窟と中庭を囲んだ白い浮遊箱
線路近くの住宅地のため、騒音を防ぐために外周に窓のない中庭型住戸となっており、1階を親世帯+共有スペース、2階にLDK、中庭、寝室、子供室等の生活空間で構成しています。家へのアプローチは洞窟ような雰囲気とすることで、市街地との心理的距離を作り出しました。アプローチを進んでいくと、住宅街の喧騒から解放された2階リビングへと導かれます。 浮遊箱と表現された白い箱の中は、中庭を囲んだ2階リビングがあります。外部との接点を中庭に集中させたことにより光と風を取り込みつつも、隣の家・電線・外灯等の他の敷地にあるものが何も見えない「空を切り抜いたような空間」が中庭を覆っています。そんな中庭を囲んだリビングでは一年を通して、明るい空間と四季折々の美しい風景を楽しむことができ、「朝日で目覚め、夕日を感じて一日を終える」ような、市街地の中で自然と寄り添った生活ができる住宅が完成しました。

割塚の家
南側道路の南北に長い17坪の狭小地に計画した住宅です。駅に近いこともあり現在住宅が建っている東側と同様、北、西側の隣地にもいずれ建物が建つことが予見されました。南北に長い住宅はどうしても北側部屋の環境が悪くなりがちです。そこで全ての部屋の環境を一定にするため道路により環境の変化がない南側に窓を設け、床面積の1/5を割いた吹抜を介し1階まで光や風を落とすことで自立した環境をつくることを考えました。









