
松ケ谷の家
設計者情報
既存の蔵を残して、二世帯住宅を増築するプロジェクトです。 諸条件より木造軸組耐火建築物として計画しています。 二世帯が付かず離れずの絶妙な距離感を保ちながら、開放的かつ快適に暮らせる住宅にするとともに、蔵のある下町らしい街並みを継承しています。
基本データ
- 作品名
- 松ケ谷の家
- 所在地
- 東京都台東区
- 敷地面積
- 145.79㎡
- 延床面積
- 189.74㎡
設計者情報
この建築家が建てた家
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庭につなぐ家
アルミと木製を組み合わせた全開口サッシで庭とつながる住まいです。

Pavillon H
敷地は大田区久が原。この辺りは昭和の始めに碁盤の目に区画整理され、品格ある街並みが形成されている。以前から近くに住んでいた建主は、斜め向かいにある公園の眺望が気に入り、自宅とは別にこの南西の角地を手に入れることにした。 要望は、遠方に別荘を構えるのではなく、いつでも利用できる自宅から徒歩圏内にあるコンパクトなセカンドハウス。親しい友人やゲストを迎え、美味しい食事やお酒を楽しみながら賑やかに過ごす場所である。 既存建物が道路より一段高い位置にあったため当初は擁壁が残っていたが、将来にわたる強度の不安を解消するため道路レベルにRC造で地階をつくり直し、屋上を緑化してその庭を囲むようにL型の木造平屋を配した。 二方向の道路に面した地階には、一方に玄関、もう一方には車庫を設けた。明るさを抑えた地階から階段を上がると、屋上庭園と居間に面した1階ホールに出る。木製建具を大きく開ければホールを介して庭と居間の一体感は高まる。団欒の中心は全長3mのダイニングテーブル。片流れ屋根の下は欄間から採光をたっぷり取り込んだ明るい空間となっている。寝室は居間に対してL型に配置。間仕切りを設けずワンルームの広がりを求めながらもそれぞれの場を作った。庭は8帖ほどの大きさながら野菜やハーブが勢い良く育ち、平場ではバーベキューも楽しめる。常緑樹を取り混ぜた植栽が周辺環境からの視線を和らげている。 竣工後は、多くのゲストがここを訪れて賑やかな時間を過ごしてもらえていると聞いている。居間の特等席からの景色は、借景として公園の緑を十二分に取り込むこととなり、建主の当初からの目論見を達成した。

カジュアルモダンの家

tnkh
「material」や「texture」を吟味し、シンクロさせていった結果生まれた随一のインテリア。 天然の石を特殊技術を用いて薄くスライスした建材を要所に使用し、デザインに深みと高級感を付加した。 LDKの一角に鎮座する1m×3.4mのアイランドキッチンが空間のスケール感を混乱させる。 スカイツリーの夜景を見渡す事の出来る9Fのテラスは、都心の中のプライベートオアシスになる。

大きな桜の家
敷地は三鷹市井の頭。井の頭公園につながる閑静な住宅街にある。 はじめて現地を訪れた時、敷地の4分の1を覆うほどの樹齢90年を越す桜の大木の迫力に圧倒された。先代から受け継がれた庭には、シイ、エノキ、モミジ、タイサンボクなど多くの木々があり、その様は野趣に富んでいた。建主は、その環境を壊すことなく木立に埋もれるような住まいと小さな離れを望まれた。 まず住まい(母屋)について。庭の樹木を残すため、既存家屋の建っていた位置と同じく西側道路に寄せて南北に長く据えることにした。南と北に棟を2つ配し、その二つを階段ホールでつないだ。 北棟はパブリック棟。玄関、居間食堂厨房、来客用の和室を。南棟はプライベート棟で、主寝室と書斎、個室を設けた。各部屋を桜に向けて配し、恵まれた景色を美しく切り取れるよう木製建具や欄間を設えたほか、デッキ、バルコニーなどによって庭とのつながりを深める工夫を施した。 一方の離れは、北東の桜の下に配置。渡り廊下で母屋とつないだ。 この小さな建物は、学者であり多趣味なご主人の愉しみの場。蔵書量を考えるとある程度大きな面積が必要だったが、老木の根を傷めないために基礎は最小限の範囲(4帖半)にとどめ、深基礎の深さを利用して半地下の書庫を設けた。地上部分の床は一部跳ね出して6帖を確保した。豊かな樹木が間近に感じられ、大きくのばした庇の下のデッキも内外をつなぐ役割を担っている。桜の下を巡る渡り廊下には藤棚を設け、ご主人のお母様が大切にされていたという古いフジを移植した。今では葉が青々と茂り、道行く人の目にも優しい目隠しになっている。

志免町の家
九州産の杉構造材を宮大工による現場手刻み加工で建てた、プリミティブな2階建ての住宅です。柱や梁などの構造材だけでなく、床やデッキ材にも厚み40ミリの九州産杉材を使い、内外装は漆喰壁、浴室は人造石研ぎ出し仕上を採用するなど、敢えて、素材の経年変化を家族の成長とともに愉しめるよう拘った。

陽蔭の家

HOUSE-O
この住宅には「合理的な遊び心」というテーマを設けた。合理的な考えをお持ちの奥様と遊び心を求めるご主人。二人の共通点を探りながら〝遊び心があるがしっかりと意味もある〟そんな提案を心掛けた。 計画地は、古い住宅地に存する。敷地面積は、130㎡程度と決して広くはなく、3面を道路に囲まれた状況であった。しかし、方位や道路幅の関係上、第1種低層専用地域にも関わらず、日影規制や斜線制限をクリアでき、10Mまで建設可能な特異な状況でもあった。平面的に建物を広げるのは敷地面積の関係上、限界がある。それならば、その特異な状況を生かし、ロフト・吹抜け・バルコニー等、法的に床面積に算入されない空間を断面的に縦に積み上げていくような計画とした。 1階階高を高くし設けたロフトは、子供の遊び場としての機能を持ち合わせながら、仕切りや棚等を設ければ納戸としても機能する。玄関に設けた吹抜けは、そのロフトと繋がっており、ロフトの開口を開け放てば、煙突効果により夏場の換気経路となる仕組みとした。トップライトを設けることにより、北側のネガティブで暗くなりがちなスペースに明るさを与える機能も兼ねている。 敷地の有効活用として建物形状の操作も行った。平面形状を菱形にすることにより、北側は道路と並行となり、デットスペースとなる部分を駐車場として確保した。南側は角度を振ることによりリビングからの視線が隣地建物ではなく、空地である道路に伸びるようにコントロールを図っている。駐車場を南側と北側に分散した結果、導線の関係上、玄関も2つ設けた。その玄関同士を繋げるかたちで通り土間形式とし、玄関であり、通路であり、作業場でもある多目的なスペースとして設えた。また、壁及び天井材は、3面道路からの防音を考慮して、素材感の面白さがありながら、吸音性に優れている木毛セメント板を採用している。 家族間での価値観の相違に対して、妥協点ではなく共通点を模索することによって、豊かな住空間の提供を目指した。











