四季が感じられる「庭」がある住まい特集_VOL.3

家に居ながらにして四季の変化や、窓からの景色を楽しめる住まいを建てたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。 ここでは、その土地の気候風土を最大限に活かした、自然の移り変わりを感じられる、「庭」がある住まいづくりをご紹介します。 ぜひみなさまの家づくりの参考にしてください。
離れと母屋を中庭で繋ぐ贅沢な空間 「自然と人の豊かな共存」を叶える住まい

「子どもには豊かな住環境で育って欲しい」。建築家の鈴木雅也さんは、そんな想いから自身の家づくりをスタートさせた。自然と調和する開放的な住宅を目指して最終的に辿りついたのは、敷地の中庭を中心に据え、建物を2棟に分けるという独創的なプランである。大きな開口部からは中庭の植栽と、公園の桜の木を臨み、南北に風が抜ける……。そんな「仲井町の家」について、紹介しよう。
敷地の形状や環境を暮らしやすさに生かす。 シーンに合わせ日常を彩る3つの庭

家族4人で暮らす家を、代々受け継がれていた土地に建てることにされたお施主さま。広大な敷地に建つ家は、面積で見れば大きいのに驚くほど威圧感なく溶け込んでいる。建築家の石さんは、「3つの庭」を用いてお施主さまの地域に対する思いや暮らし方を叶えただけでなく、日々の生活に豊かな彩りもプラスした。
建物の設計・施工・庭づくり・家具製作まで すべてを手がけて実現した、満足度の高い家

宮城県仙台市に、瀟洒な邸宅が完成した。建物と外構は一体的なデザインで統一され、植栽や擁壁を照らすライトも備えられている。洗練された他にはないデザインで、早くも地域のランドマークとなっているそうだ。施主様も非常に満足しているというこの作品が、どのようにして生まれたのか。その背景をご紹介しよう。
庭の木々に遠くの山並み、籠れる離れまで いくつもの景色や居場所がある家

訪れた建物のフォルムや内装、居心地の良さに「素敵だな」と感じることは誰しもあるに違いない。そして「自邸をこの建築家にお願いしたいな」と漠然とした思いをもったことがある人もいるかもしれない。しかし実際にその建築家に連絡をとり依頼をするという行動を起こした人はほんの一握りだろう。施主のUさんご夫妻にそう思わせた店舗を手掛けたのは、京都を中心に活動する建築家田中郁恵さん。運命的な出会いから、どんな家をつくりあげたかに迫る。
築15年の鉄骨造の家を大胆リフォーム。 森のような庭を楽しむための贅沢な住まい

洋風な外観、建売住宅を彷彿とさせるインテリアの築15年の家を、リフォームすることに決めたお施主さま。素材感が楽しめる、格調ある家にしたいと考え建築家を探し始めた。依頼を受けた傳寶さんは、お望み通りの品格ある佇まいの家と、豊かな庭を実現。居心地も含め全てが上質な家ができた。
すぐ隣の母屋と庭を共有。視界いっぱいに 緑を取り込む大開口を実現した「斜めの軸」

親世帯の家が立つ敷地の一角に子世帯の家を建てる依頼を受けた建築家の平野さん。お施主さまが望む解放感を実現するためにも、母屋の緑豊かな庭を子世帯の家にも取り込みたいと考えた。ただ、家を建てるのは母屋のすぐ脇。いかに視線を庭へ向かわせ、母屋と程よい距離を保つか。可能にしたのは「斜めの軸」だ。
歴史ある建物を残し、庭の景色も楽しむ これからの時を新築戸建と共に

広い敷地に築100年を超す母屋と離れをもち、立派な日本庭園を有しているT邸。宝ともいえるこれらを残しつつ、現代に合った暮らしをしたいという家族の一大プロジェクトを任されたのは、その豊富な経験と手腕で、テレビの出演や多くの受賞経験を持つ匠、並木秀浩さん。「庭の景色を活かす」「旧宅を残す」という難問を解決するため、並木さんがとった方法は、新旧2つの庭を立体的に繋ぐというコンセプトでした。
室内がまるでアーケード 「家中庭」で光の取り込みも距離感も

家づくりにおいて、室内に光をどう取り込むかは大きな問題。ましてや周囲を隣家などに囲まれている、道路に面している場合は、外からの視線を遮ることも必要となり、難易度は増す。そんな難問に立ち向かった建築家の安部さんがとった方法は、上から光を取り込むという大胆な発想でした。
どの部屋からも庭の緑が愉しめる 自然と共に過ごす、事務所兼自邸

光や風、庭の木々といった自然と向き合い、心落ち着く家づくりに定評のある建築家、m+h建築設計スタジオの林 誠さん。自身の建築の集大成ともいえる事務所兼自邸は、どの部屋からも庭の緑が愉しめる、ずっとここに居たくなる家でした。
網戸から透けて見える中庭。 豊かに暮らす住まい手の魅力がにじみ出る家

区画整理によって生まれた、新しい住宅地。周辺に家がない状況で、要望を叶えつつ、将来どんなふうに近隣の家が建っても住環境に影響を受けないプランを考えなくてはならなかった。建築家の箕輪さんが出した答えは「中庭」。外からは想像できない、明るく開放的な庭が中心にある、豊かに暮らせる家ができた。
2つの中庭に挟まれ、まるで外にいるよう。 内と外が一体となる、開放的な平屋

畳職人のSさまが購入したのは、工房にちょうどよい建物つきの敷地。隣に新築する自宅のイメージは「自然環境と調和する家」だ。建築家の西本さんは、美しい山の風景がそのまま家の中に入り、開放的で外部空間と家の中が一体となる家を設計した。自然素材を多用した、暮らしを楽しむ魅力いっぱいの家ができた。