親世帯・子世帯が、互いに心地よく生活する 「二世帯住宅特集」_VOL.4

二世帯住宅には、玄関やキッチン・水回りを両世帯一緒に使用する「完全共有型」、その一部を共通する「部分共有型」、そして玄関・キッチンなど全てが世帯別々にある「分離型」があります。 いずれの共通点も、同じ屋根の下に住む者同士、それぞれのいい距離感で、心地よく生活できる空間があること。 ここでは、それぞれの希望や理想に合った、二世帯住宅を実現した事例を紹介いたします。 ぜひみなさまの住まいづくりの参考にしてください。
家族に寄り添う動線と空間設計 頑丈で機能的、そして美しい二世帯住宅

実家を二世帯住宅へ建て替えることを決めたお施主さま。その思いや細かな要望を丁寧に汲み取り、想像を超える住み心地を実現したのが建築家の塩澤ちひろさんだ。災害対策をはじめ安全性や機能性を高めつつ、住まい全体を美しいデザインでまとめ上げた。家族それぞれが快適に暮らせる二世帯住宅が完成した。
世帯をつなぐ2階テラス。個の独立と 家族間の共有を両立した、独立型二世帯住宅

お兄さま一家が戻ることをきっかけに、兄世帯、母・弟世帯の完全独立二世帯住宅に建て替えたいとお考えだったお施主さま。しかし建築家の牧野さんはヒアリングでの家族皆さんの仲のよさから交流できる場所を設けたいと考え、2階テラスを提案。あえて外部に設けたからこそ、独立と共有が両立する家になったという。
20を超えるプランで実現した二世帯住宅 青森の寒さも凌ぐ、家族の程よい距離感の家

「こんなプラン、ハウスメーカーからは絶対に出てこない」。施主Tさんをそう言わしめたのは、建築家・木村さんが提示した20を超えるプランだった。手間暇惜しまず、施主に寄り添い、納得するまで可能性を探り続けるのが木村さんの流儀。その結果生まれたT邸は、4台分のガレージと高断熱・蓄熱性能で青森の冬も快適に。親子二世帯が、プライバシーを守りながら絶妙な距離感で暮らす家が生まれた。
適度な距離感を保ちつつ、行き来は自由に 家族が共生するための二世帯住宅

お母さまと娘さま夫妻、3人ともに忙しく働くご家族のための二世帯住宅。建築家の木村さんが「共に暮らせる家」という要望を受け提案したのはL字型の家だ。室内だけでなく、外部からも中庭からも気軽な行き来を可能にする一方で、プライバシーも確保する。メリハリがあるからこそ共生しやすい家ができた。
土地探し・施工・外構・家具まで手がける ユニークな設計事務所が創造した二世帯住宅

宮城県仙台市に、株式会社杜設計というユニークな設計事務所がある。その特徴は、土地探しから施工、庭づくり、家具製作まで手掛ける点にある。今回ご紹介する作品も、まさに土地探しから庭づくりまで関わったものだ。施主様から「不満や後悔が一切ない」と高い評価を受けたこの作品を例に、そのこだわりをご紹介しよう。
クラシカルな親世帯×リゾート風の子世帯 2つの魅力が光る、代々木の二世帯住宅

以前の家のクラシカルな雰囲気を望む親世帯、テラス付きの開放空間を望む子世帯。建築家の角倉剛さんは異なる要望に応え、大満足の住まいを実現。二世帯、建て替え、都市部の家づくりなど、さまざまなヒントが詰まった『代々木の二世帯住宅』の魅力を追う。
沖縄の気候風土、文化を熟知した匠がつくる 混構造と赤瓦屋根の二世帯住宅

本土と気候風土や文化が大きく違う沖縄の家づくりには、沖縄ならではの知識や工夫が必要。沖縄で生まれ育ち今も沖縄を中心に活動を続ける建築家、山城さんは建築士歴50年を超えるベテラン建築家。沖縄を熟知した匠の家づくりに迫る。
1枚屋根の下でどこまでも伸びる視線。 大らかに家族が繋がる2世帯住宅

「1世帯住宅の延長線上にある2世帯住宅にして欲しい」と要望を受けた建築家の橋本さん。世帯間は分けつつもお互いの距離が近い空間にするため、LDKに吹き抜けを設け親世帯と子世帯の空間をおおらかに繋げた。用途ではなく気配や音、感覚を共有する、新しい魅力の2世帯住宅ができた。