
南木の本の住居
設計者情報
基本データ
- 作品名
- 南木の本の住居
- 所在地
- 大阪府
設計者情報
この建築家が建てた家
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ナチュラルコートハウス
広大な保安林に囲まれた敷地に設計した住宅です。西側のみ隣地に接しているものの、敷地が一番高く行止りの道路に接するという条件でした。そこで北と西にL型平屋の建物を配置し、周囲からの視線を遮りつつ、建物と保安林に囲まれた中庭のような空間のある家としました。個室は最小限として、リビングを南側の庭に向けて極力大きく取り開放的な空間としました。 周辺環境が良いため、自然と一体化したような空間を目指しました。その為に建物が庭に面している部分に壁をつくらず、視線を遮らない開放的な空間としました。オーダーの大サッシをつかい、サッシ枠を床や天井で見切り、縁側と室内の床レベルを揃えて、室内外が繋がったような空間としました。 個室は西隣地側に纏め、リビングを大きくとっています。庭に面し一間の軒を取り、快適な半屋外空間をつくりました。勾配屋根と軒により夏の日射を遮り、上部の窓から自然換気をする、環境を活かした設計としました。 仕上げは木を多用し、落ち着きのある空間としました。杉の雨戸や蔵戸をオイル塗装して、古材の再生利用もしました。床や建具はクライアントさんがDIYで塗装され、愛着のある住居となりました。

ミツバツツジの家

豊田の家
敷地は新しく造成された住宅地に位置し、計画を始めた頃はまだ周囲に空き地が多く残り、そのためか建ちつつある住宅はまだ街並みに関心が殆ど払われていない建物ばかり。殺伐とした街並みが形成されつつありました。 設計当初、中庭形式のL字型あるいはコの字型の周囲の環境から閉ざしたプランから考え始めましたが、プラン自体の明快さになかなか至ることができずにいました。 そんなある日、6角形の外形を敷地の中心に置いたところ、全ての室がそれぞれの関係性を保ちながら有機的に展開する、ワクワクするプランが見えてきました。また4角形の敷地と建物の間にできた余白に植栽を施すことで窓先の景色として上手く機能するばかりか、その植栽が街区にとって緑地として貢献できるような、庭に包まれた住宅が出来上がりました。 6角形の辺に沿って回遊できるプランは居場所が連なることで空間的に奥行きを感じさせています。多くの居場所を散りばめることで6角形という強い形を忘れさせるような、やさしい印象の住まいになったと思います。

ハコノオウチ08

HOUSE-N
この住宅には、2つの課題があった。1つ目は「コスト」である。土地・建物を合わせて2900万と予算に大きな制限があった為、敷地選定の段階から全体のコストバランスを見極め、計画を進めていく必要があった。敷地は、ロケーションを売りにしている高台に面した新興住宅分譲地だが、冷静に見るとそのロケーションがそれ程魅力的ではない。それならば、敢えて高台に面していない価格を低く設定している区画の中で、日照条件や法的条件が有利な敷地を選択した。 2つ目の課題は「距離感」である。クライアントは、家族同士の距離感を大切にしており、非常にオープンな家庭環境であった。単純に個室がそれぞれ用意されているのでは閉じ過ぎている。だからといって全てをオープンなワンルームのようにしてしまうのも乱暴過ぎる。この家族にとって心地良い距離感を保つ為には、どのような空間構成が望ましいのかを思案するべきだと考えた。 土地を1100万で購入した為、1800万で建物の計画を進める必要があった。そこで、まず、設計の初期段階にコストの観点から建坪を25坪以下と制限を掛けた。やや狭小寄りになったこの住宅に広がりを持たせる為、7枚の床レベルをランダムにスキップさせた2階建のワンルームのような構成としている。また、天井を貼らないことにより、天井材及び下地材が省略され、コストを抑えつつ、敢えて足音が響きやすい設計とした。そのように構成された空間は一定の距離感を保った様々な〝場〟の設えにもなっている。家族それぞれが好きな時間に、好きな場所を見つけ、好きなことをして過ごす。視線は、床レベル差で遮られるが、気配や音で他の家族がどこで何をしているのかを何となく感じとれる空間とした。 一見、複雑な構造に見えるが、事前に加工業者と打合せをし、経済的かつ効率的に構造が組めるよう調整を図り、特殊加工を施さないスタンダートな構造に抑えた。また、工種を少なくする為、外壁や内壁を木貼りとし、外壁業者や内装業者の手間を大工手間1つにまとめる等して、コストコントロールを図っている。 構造が露出し、内壁が木貼りとなっているこの住宅は、絵を掛けたいと思えば自由に飾れ、棚が必要だと思えば自由に追加し、ハンモックを掛けたいと思えば自由に設置でき、間仕切りが欲しいと思えば容易に増設ができる。設計時点で全てを決め切らず、生活しながら住まい手のアイディア次第で、自由に成長できる「可変性」に富み、「余白」の準備された空間構成にもなっている。 「コスト」と「距離感」という2つの課題に「可変性」と「余白」という新たな要素を加え、全てを同時並行で融合させて考えることにより、心地良い住空間の提供を目指した。

貫井北町の住宅
「フトコロのある家」 長辺方向は東西の壁面を閉鎖的にして、短辺方向は両端で60cmという最低限の耐力小壁を連続させることで開放的にしている。この小壁で生じる「フトコロ」部分は、カーテンで閉じたり開いたりしながら、収納になったり作業台や机になったり、はたまた部屋の一部になったりと、様々にその役割を変えることができる。全体は中央に階段と吹抜を配置して回遊動線を確保し、斜線制限に合わせて2階北側の床を下げることで、家全体がつながるような構成になっている。階段や吹抜からも様々に顔を出せるような開口を設けた。南側には玄関を兼ねた大きな土間をテラスと一体的につくり、木ルーバーで囲うことで内部に引き込んでいる。大開口の窓を開けることで内外を一体化し、ペットたちとも交流できる場所となっている。

house-T
敷地は大分市中心部、近くに都市公園があり、新旧の世代が入り交じる穏やかな地域コミュニティが感じられる場所で、建主の夫婦は幼い子供2人と暮らす現在の家を、昔から馴染みのあるこの地で建て替えることにした。昔ながらの生活スタイルを好む夫婦は、自然環境を享受し、子供たちが成長する中で発見や気づきがある家を求めていた。 以前建っていた家は、かつて近くの川の氾濫による浸水被害が多発していたため、擁壁が設けられ、全面道路や周囲の地盤面よりも高い位置に建てられていた。それらの既存物(擁壁や木塀)を残すことで、コストを抑えながら、土地の履歴を出来るだけ引き継ぐことにした。 空間構成は、将来1階だけで生活したいとの要望から、必然的に多くなる1階の部屋数と面積的な制限を考慮し、廊下を介さず真ん中のホールから直接各個室にアクセスできる田の字形式とした。中心には南北に伸びる気持ちの良い吹き抜けを配しトップライトやハイサイドを設け、光と風を内部に取り入れる。その大空間に寄り添うように各階に大小様々な個室を散りばめた。 また、食生活にこだわりのある施主にとって、キッチンは特別な場所だった。そこは趣味部屋でもあり、創作を通した子供の教育の場でもあり、将来、家族だけでなく友人知人とのコミュニケーションの場としても機能することをぼんやりとイメージしていた。そこで、キッチンは一つの居場所として捉え直し、つまり個室として扱うことに決め、玄関を通らず外部と直接つなげ、引き違いの掃き出し窓を設けた。それらの操作はキッチンの自律性を高め、外土間と一体となって、少しだけ住宅の枠から外れた使われ方を導くだろう。 それぞれの個室には、周囲の余白に呼応させるように窓を適宜設け、どの場所からも視線が外へと抜けていく。 移りゆく季節の中で、通り抜ける風や降り注ぐ光の変化を感じながら、子供たちがのびのびと育って欲しい。そんな家になればと願っている。

段丘の家

美しが丘の家
もともとある敷地のレベル差を利用し、各部屋が中庭を囲むようにしながらスキップフロアで相互につながる構成としています。 スキップフロアにすることで生じる様々なレベル差が、魅力的で変化のある空間を生み出し、又それらをつなげたり閉じたりすることで、多様な空間・光・風を感じられるようになっています。 家族がそれぞれの時間を楽しみながら、同時に家族の気配を感じられる家です。







