
ZOGA-H
設計者情報
プロジェクトのきっかけは、この限られた予算で新築の住宅を建てることは可能か?という相談だった。工事にかけられる予算は約1,500万円で色々なところに相談したがうまくいかず、私たちのところでダメなら新築は諦めるとの事だった。予算が限られている事が必ずしも建築の強度に影響するとは限らない。贅肉を落とし、体を動かす事に最も適した過不足ない筋肉を持ったアスリートのように、本当に必要なものだけを残したプリミティブで力強い建築を目指した。1階平面の約半分は基礎打ち土間仕上げとし、その上部の2階床を光の落ちるルーバー床とした。土間とルーバー床の接する短手壁に、トイレの換気窓を除くこの家全てのサッシ6枚を集中して設けた。階を跨いで設けられたサッシは、それ自体が手摺となり余分なディテールとコストを排除した。また、この住宅では「集める」ということについて考えた。窓を集め、明るさを集め、開放感を集め、抜けを集めた。1つ1つは凡庸で力無いが、それらの小さな力の集積が大きな力となり、凡庸ではない特別な空間が生まれるのではないかと考えた。ローコストを諦めず、潔さを学び、普通を疑い、本当に必要なものだけを残す。竹林からの風が吹き抜ける清爽とした家となった。
間取り図
基本データ
- 作品名
- ZOGA-H
- 所在地
- 広島県
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 敷地面積
- 233.99㎡
- 延床面積
- 59.62㎡
- 予算
- 〜2000万円
撮影:藤井浩司/TOREAL
設計者情報
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