
ボリュームと出窓が生んだ革新デザイン 空間も心も繋ぐ賃貸併用住宅
住宅を多く手掛ける建築家の中でも、賃貸併用住宅を手掛けられる建築家は極めて少ない。それは施主の要望に応えるだけでなく、入居者ニーズや収益性を同時に満たし、さらには賃貸部分とオーナー住戸との関係性にまで緻密に計算する必要があるから。この複雑な問題を見事に解決し、数々の賞を受賞するほどの住宅に仕上げたのは、「対話」を通じてクライアントの期待を上回る結果を生み出す…

住宅を多く手掛ける建築家の中でも、賃貸併用住宅を手掛けられる建築家は極めて少ない。それは施主の要望に応えるだけでなく、入居者ニーズや収益性を同時に満たし、さらには賃貸部分とオーナー住戸との関係性にまで緻密に計算する必要があるから。この複雑な問題を見事に解決し、数々の賞を受賞するほどの住宅に仕上げたのは、「対話」を通じてクライアントの期待を上回る結果を生み出す…

「周辺環境に調和し、近隣に配慮した住宅」という言葉は、住宅建築においてよく耳にするキーワードのひとつ。「栗の木テラス」は経済合理性が求められがちな共同住宅ながら、まさにそのキーワードを体現した好例だろう。設計を手掛けた建築家の苅部寛子さんのインタビューを通じ、誕生へのプロセスを紐解いてみたい。

「家は一生に一度の買い物」という言葉があるように、何度も家を建てる人はそう多くはない。建築家にとってみれば、同じ施主から再度住宅の設計の依頼を受けることは稀だといえる。そんな中、再び家づくりを託されたのは、関西に拠点を置く建築家ef設計の木下さん。今回の依頼は、前回の住宅とは真逆の要望だったという。

三重県員弁郡のとても制約が多い土地に、個性的な邸宅が誕生した。この土地は市街化調整区域にあり、土地の中に四日市市と員弁郡の行政境界がある。さらに高低差が1.4mもある傾斜地で、変形敷地となっていた。多くの制約を克服して生み出された、この作品をご紹介しよう。土地に制約がある方の参考になれば幸いだ。

新築する自宅では、趣味を存分に楽しみたいと考えていたお施主さま。依頼を受けた建築家の武本さんは、敷地から見える富士山を生かしながら同時に暮らしやすさを考慮し、分棟を提案。武本さんによるお施主さまの好みに合った職人選びから生まれた相乗効果で、ディテールにも妥協しない最良の家ができた。

予算との兼ね合いもあり、何らかの制約がある土地に家を建てる場合、優先順位の低い項目を妥協せざるを得ないことがある。今回ご紹介する邸宅も、土地にいくつかの制約があった。しかし、考え抜かれた設計によってその制約は克服され、妥協のない快適な家が誕生した。制約のある土地を設計の力で乗り越える、好例としてご紹介したい。

高低差や高さ制限のある土地に、オーナー邸と4戸の賃貸住宅を建てるという困難な課題の建築コンペに応募した森山さん。32案の中から見事選ばれた森山さんのプランは、住みよさはもとより、デザイン性と収益性を見事に兼ね備えたものでした。

最寄駅からは少し離れた、昔ながらの住宅地の一角。高低差のある敷地に家を建てる依頼を受けた建築家の北野さんと八木さん。提案したのは家を2棟に分けるプランだ。しかも片方は建物を持ち上げ、中庭の緑を町の人たちにおすそ分け。周りの景観を壊さずに、若い家族が住むにふさわしい家ができた。

桜並木が続く砂防公園に隣接し、街を囲む山々を遠望。この素晴らしいロケーションを活かし、愛犬ものびのび暮らせる住まいを実現したのは、YRADの田中悠希さんと榎本亮祐さん。別府市へ移住したNさま夫妻の理想的な暮らしを叶えた、こだわりとアイデアにあふれたhouse-Nの全貌を拝見しよう。

高低差のある土地に住宅を建てる際は、切土や盛土で整形するのが一般的。しかし、あえて土地の形状を活かし、高低差を室内で解消するという方法で見事に難問を解決したのは、中尾英己建築設計事務所の中尾さんと重盛さんでした。

四国山地の小高い山の中腹にある「Zen」。贅沢な眺望と、四季折々の山の美しさを堪能できる、古民家のような家を望んだお施主さまに、建築家の坪井さんは平屋を提案。環境や風土そのものを大切に考えられた家は、山になじみ風景の一部へと変化していく。

家を建てるときに避けて通れない建築規制。この規制を見事にメリットに変換したのが、『屋根裏リビングの家』だ。イノウエヨシムラシタジオ(IYs.inc)の井上亮さんと吉村明さんのセンスと工夫が光る、楽しさいっぱいの住まいの魅力を探ってみた。

東京から群馬県高崎市への移住を考えたKさま夫妻。候補に挙がったのは、見晴らしは最高だが「ここに家が建つのだろうか?」と思うほど傾斜のきつい土地だった。建築家の松下さんはその課題をどのようにクリアし、絶景を楽しめる家をつくったのだろうか?

小さな建物が点在する状態から、夫婦で住まう1棟の週末住宅への建て替えを決意されたお施主さま。敷地は高低差があるなど、難しい条件だったという。岸本姫野建築設計事務所の岸本さんと姫野さんはその敷地にできるだけ手を加えず、むしろ生かし切って居心地のいい家をつくりあげた。

土地形状を生かした設計が得意な「NATURE SPACE」。今回は、敷地に高低差のあるI様邸で、その高低差を逆手にとって生かした実例をご紹介。2階LDKや1階インナーテラスをはじめ、独創的な外観デザイン、回遊動線、採光に対する工夫等、アイデアをふんだんに取り入れた設計力の高さがわかる。