
富士のふたつの家
設計者情報
三家族のための二つの家。 二つの家の間は中庭となり、木々のなかを渡るデッキでつながっています。 家の内部だけでなく、屋外にも生活空間を広げていくこと。それがこの家のテーマになっています。 歩くたびに見え隠れしながら印象的につながる空間構成のなかに、木漏れ日の心地よい居場所を織り込みました。
基本データ
- 所在地
- 静岡県 富士市
- 敷地面積
- 549.64㎡
- 延床面積
- 217.85㎡
設計者情報
この建築家が建てた家
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白金の家
白金の閑静な住宅地のこじんまりとした狭小地での計画です。 高度斜線に鋭く切り取られた厳しい形態制限のなか、スキップフロアや吹抜を介した空間の繋がり等導入し、外観からは想像できないような開放感と親密感、物語性をそなえた住宅です。 天空率を利用し、限られた敷地の中で、できるだけ空間を大きくとれるようにしています。

ミツバツツジの家

ゼブラハウス

成城の家
南面道路からの視線を切りプライベートな庭を確保するため、住居と南側道路の間に板塀を設け、板塀にそって樹木が植えられた。それが今では樹木に囲まれた静かな庭となり、その庭に全面的に開いた大きなリビング空間が面している。 リビング空間を明るくして欲しいという要望が有り、前面に鉄骨で補強をし、壁を出来るだけ少なくする工夫をしているが、それが視覚的にも空間的にもこの家の特徴として現れている。 キッチンは居間の奥に位置している。キッチンの収納は居間側からは目に入らないが、キッチン側からは扉を付けないオープンな収納となっている。料理の本などもここに並ぶ。 1,2階とも構造、仕上げ材は杉が多く使われ、壁は粗い仕上げの珪藻土が塗られており、落ち着いた表情の空間に仕上がっている。

桜町の住宅
3世代が同居する2階建ての住宅です。前面道路の拡幅による建替え工事で、元の敷地から8割ほどの面積に縮小するため、住宅も既存よりもコンパクトにする必要がありました。 これまでの住宅より面積が小さくなったことを感じることなく、3世代が快適に過ごせるよう、LDKは屋根勾配45度の形状をそのまま天井にした吹抜けや、床を掘り下げたピットリビングで限られた面積を広く感じられるように工夫しています。各個室は吹抜けのリビングを介してつながっており、3世代がほどよい距離感を保ちつつ、それぞれの存在を意識しながら快適に過ごせているそうです。

プライベートコートのある家
この物件は建主さんのこだわりと住宅性能をしっかりと表現した住宅です。 ポイントは以下です。 01 基本計画における意思疎通 02 ワンポイントのデザインUP 03 トップランナー住宅の実力 01 基本計画における意思疎通 この物件は実にたくさんの基本計画案を作りました。形状、コスト、使い勝手、日照、安全性等々を良く検討していく中で、施主にとって無駄なものが削ぎ落され、最終的に残った形です。ですから、全ての事項が曇りなくデザインが共有されることで出来上がった、正に「オーダーメード」な住宅になっています。前面のプライベートコートはかなり高い塀を回していますが、これは施主の提案であり、囲われている安心感が良い結果に繋がっています。デザイン的にも敷地にボックス埋め込んだ様な面白さが出ており、施主との意思疎通の賜物だと思います。 02 ワンポイントのデザインUP 敷地の特性から、南面している庭をしっかりとったコートハウスとすることは決まっていましたが、アプローチも南入りですので、何を優先するかを検討していきました。最終的には南側1階部分は玄関、階段室、リビング、UTが一文字に並ぶ間口の広い形状に落ちつきましたが、この部分は軒をしっかり出した下見板張り壁とすることでデザイン的にも面白くかつ、軒下の守られた縁側的な空間になっています。この庇ですが出幅としては1200mm以上確保しており、構造的には壁から曲面させて軒まで連続させています。日本建築における深い軒とそれを支える三手先にヒントを得ながらデザインしたものです。 03 トップランナー住宅の実力 この住宅は札幌版次世代住宅のトップランナー等級を確保しています。具体的には外皮平均熱還流率(UA値)は0.17、相当隙間面積(C値)は0.21、1次エネルギー消費量は等級5で暖房+換気は34%となっており、国内トップクラスの性能を実現しました。相当隙間面積(C値)の0.21を具体的に表現すると住宅全ての表面積に対して名刺サイズの隙間しかないという事になります。また壁の断熱材の厚さは約30センチにもなります。これぐらい高断熱、高気密になると普段はあまり感じない熱交換換気システムの吹き出しドラフト風がやけに強く感じられます。寒冷地住宅の特性を知り尽くした建設会社との共同作業によってこのような性能を引き出せたことは私も学ぶところが非常に多かったです。 この住宅が家族の方々とどのように育っていくか楽しみです。

鶴見の家

前野町の家
70㎡というコンパクトな敷地の中で面積を確保するために、平面は敷地をオフセットさせた形をベースとした。北東と北西の隣地境界線側には北側斜線の制約がある。まずは斜線制限ギリギリの断面形を立ち上げた。そして必要と思われる高さとなったところで、南東道路に直行する棟を設けた。棟からは屋根下の空間に適切と思われた緩急二種類の勾配で折り返すこととした。結果として人通りの多い南東道路に対して、切妻の家形の構えをとる少しだけ屋根が複雑な、3階建ての外形が出来上がった。 室内は閉じることが必要とされた部屋以外を全て繋がった空間とすることで、建主が求める「おおらかさ」に答えようとした。3層を貫く螺旋階段を含んだ吹き抜けを設け3つの階を結びつけた。その上でそれぞれの階の様相の違いにより、縦につながるワンルーム空間に様々な生活の場を作りだすことを考えた。 1階は南東道路側に駐車スペースを設け、残りを室内とした。室内は、水廻り以外を4本の柱が立つワンルーム空間として作った。柱間には建具の脱着を想定したレールなどを装備し、建具の付け外しでワンルーム空間から、四つの分節した空間(三つの子供室+玄関ホール)に様変わりできる可変的な空間として作られている。 2階は南東の道路から見て奥となる北西側をダイニングキッチンとして、表となる南東側は切妻の屋根形状に沿った二層吹き抜けのリビングとした。南東道路に面したバルコニーもリビングと同じような屋根形状に沿った二層吹き抜け空間としている。 3階は閉じた主寝室の前に小さなホールを設け、建主のリモートワークスペースとした。リビングからのある程度の距離感を求められたので、吹き抜けに対しては一旦壁で仕切り、小窓で繋がる空間とした バルコニーの軒天井は構造材と野地板をあらわしとした。勾配が急な棟の北東側では、梁は構造上は斜めの柱として扱われ(60度を超えると柱扱い可)、やや勾配が緩い南西側ではリビング側からの持ち出しの梁として扱われる。その扱いの違いが軒天井にあらわれている。 バルコニーは北東の隣地側には壁で閉じ、隅切りと南東道路側に対しては一旦開いた構えとした。その上で金属でフレームを作り、1.1mまでをルーバーで覆った。さらにその上に簾が取りつけられるような金物を設け、簾の開閉で外部からの視線の侵入量の調整を可能にした。 準防火地域内の木造3階建ては多くの場合、準耐火建築物として構造体を石膏ボードで包む必要がある。そのため予算の制約がある住宅の場合は、ビニルクロスの白い壁と天井という単調な仕上げとならざるを得ないことが多い。 この住宅では外壁の開口部制限をすることなどで、準耐火建築物とすることを避けて法に適合させることができた※。 その結果1階の独立柱や、1・2階の梁などを石膏ボードの被覆無しとすることが可能となった。また外壁を構成しない壁については仕上げの制約がなくなりラワン合板を直接貼ることが可能となった。その結果ひとつながりの空間の中で様々な異なる生活の場を作るということを、仕上げの扱いでも補強することができた。 またこの内装材などの扱いは、素材感を活かした家づくりを望まれた建主の気持ちに答えようとした結果でもある。 ※建築基準法施行令第136条の2に規定されている「3階建て建築物の技術的基準」

庭につなぐ家
アルミと木製を組み合わせた全開口サッシで庭とつながる住まいです。







